裏路地のイタリアン『プリモンテ佐良浜』!絶品カルボナーラとスパイシーカレーを堪能

裏路地のイタリアン『プリモンテ佐良浜』 グルメ

伊良部島でイタリアン、と言うと最初は「え、なんで?」って思う人もいると思う。

宮古そばとか海鮮丼とかタコライスとか、南国らしいご飯を期待して伊良部島に来るわけだから、当然だと思う。私もそうだった。伊良部島って観光地としてはまだ若くて、飲食店の選択肢は宮古島本島に比べると少ない。だから「何か食べる場所を見つけた」というだけでも少しホッとする、みたいな感覚がある。そこにイタリアンが出てきたら、戸惑うのは自然な反応だと思う。

でも一度「PRIMONTE(プリモンテ)佐良浜」に行ってから、考えが変わった。

伊良部島には伊良部島のイタリアンがある。佐良浜産のカツオをトマトソースと合わせたパスタ、13種類のスパイスを重ねたカレープレート、濃厚なカルボナーラ。島の食材をイタリアンの技法で調理した一皿一皿が、「なぜ伊良部島でイタリアン?」という疑問を「ここに来てよかった」に変えてくれる。しかも価格帯は1,000~1,300円前後と、伊良部島の物価を考えるとかなり現実的。

しかも場所が路地裏にある。佐良浜漁港に車を停めて、細い路地をくねくねと歩いていく道中が、また旅の気分を高めてくれる。迷子になりかけていたら地元のおじいが「あっちだよ」と教えてくれた、なんていう話も口コミで見かけたことがある。そういう温かみも含めて、このお店の体験は特別になっている。

この記事では、プリモンテ佐良浜の魅力をメニュー・アクセス・セットの賢い使い方まで含めてたっぷり紹介する。伊良部島でおすすめのランチを探している人は、このお店を候補に入れてほしい。


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プリモンテ佐良浜とは?漁師町の路地裏に佇む島イタリアン

2022年3月に佐良浜にオープンしたイタリアンバル「PRIMONTE(プリモンテ)佐良浜」。

「PRIMONTE」はイタリア語で「山の手前」や「はじまりの丘」を連想させるような言葉らしいけれど、場所のイメージとしてはその逆で、漁師町の細い路地の奥にひっそりと存在している。小高い丘の上の路地にあり、宮古島経済新聞のランチ部では「シチリアのタオルミーナのよう」と形容されていた。たしかに、地中海の港町の路地裏にひっそりある食堂、というイメージが合っている。

お店に辿り着くまでの道のりは、佐良浜の昔ながらの街並みをぐるぐる歩く探検みたいな感じ。軒先に花が咲いていたり、猫がいたり、古い石塀が続いていたり。観光地然としていない、「生活している島」の空気の中を歩いていく。それだけで伊良部島のディープな一面に触れられるのが面白い。

店内はテーブル席が4席ほどのこじんまりとした空間だけど、天井が高いのでゆったりとした印象。インテリアはシンプルでおしゃれな感じで、有名人のサインも飾られていて、既にかなりの人気店になっていることがわかる。店内のSoftBankの電波は入りにくいが、無料Wi-Fiが使えるので問題なし。

コンセプトは「島で採れた野菜や魚を使い、伊良部島で1番のイタリアンバルを目指す」こと。佐良浜はカツオ漁で有名な港町で、新鮮な魚介に事欠かない場所。その地の利を最大限に活かした料理が並ぶ。店主のこだわりは素材の鮮度だけにとどまらず、無農薬野菜の積極的な使用にも及んでいる。見た目も美しく盛り付けられた料理は、写真を撮りたくなる仕上がりになっている。


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アクセス・基本情報:営業時間・予約・駐車場

まず基本情報を整理しておこう。

  • 住所:沖縄県宮古島市伊良部前里添49番地
  • 電話:050-3577-4900
  • 営業時間:11:00~21:00(ランチ11:00~16:00頃、ディナー17:00~21:00頃)
  • 定休日:水曜日
  • 駐車場:なし(佐良浜漁港に駐車)
  • 席数:テーブル席4席程度

アクセスは、宮古空港からレンタカーで伊良部大橋を渡り、佐良浜漁港方面へ10分ほど。佐良浜漁港のENEOS付近に車を停め、ENEOSを背にして真っ直ぐ進む。ピンクの家の前に着いたら道なりに曲がり、1~2分直進すると到着する。

これ、初めて行くと少し迷う。Googleマップだけを頼りにすると「あれ、この路地であってる?」ってなりがち。上記のルートをざっくり頭に入れておくか、到着前後に電話で確認するのが安全。電波がSoftBankだと店内では繋がりにくいが、無料Wi-Fiが使えるので困ることはない。

予約については、席数が4席ほどと限られているので、特に週末・連休・観光シーズンは事前に電話を入れておくと安心。当日ふらっと行って満席、というケースも十分ありえる。伊良部島の観光は1日がかりのことが多いし、「ランチで失敗した」となると取り返しがつかない。特に旅行日程が詰まっているときは、前もって電話しておくのが絶対おすすめ。

ランチは11:00スタートと他の飲食店に比べて少し早めに開く。伊良部島の飲食店は11:30スタートのところが多い中で、11:00から入れるのは朝から観光する人には助かる。

水曜定休のほかに臨時休業もあることがあるので、旅行前に電話か公式SNSで最新情報を確認しておくのがベター。せっかく佐良浜まで来て「今日はお休み」は悲しすぎる。


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ランチメニューの魅力:パスタランチとランチプレート

プリモンテのランチは、パスタメニューとプレートメニューを中心に構成されている。どれもサラダ付きで、ボリュームと満足度のバランスがいい。

濃厚クリームカルボナーラ(1,100円・サラダ付き)

看板メニューのひとつ。ブラックペッパーがしっかり効いた正統派スタイルで、濃厚なクリームソースが麺に絡みつく。伊良部島でカルボナーラを食べる機会はそうそうないから、初めて行く人にはこれをおすすめしたい。

口コミを見ると「正統派の味」「ペッパーが効いていて本格的」という感想が多い。過剰に甘くしたりアレンジしすぎたりしない、きっちりしたカルボナーラ。それがこの場所でこの価格で食べられるのは、なかなかの満足感だと思う。島のイタリアンだからといって「観光地価格」「南国テイストに寄せたアレンジ」にはしていない。それが評価されている理由だと思う。

厚切りベーコンのカルボナーラ(1,100円・サラダ付き)

ゴロゴロとした厚切りベーコンが入ったカルボナーラ。ベーコンの食べ応えと適度な塩加減が特徴で、肉感が欲しい人にはこちらが響くかもしれない。クリームカルボナーラと迷ったら、「ソース重視」か「具材重視」かで選び分けるといい。

佐良浜産カツオのトマトパスタ(1,100円・サラダ付き)

地元佐良浜港で水揚げされたカツオを使ったトマトパスタ。魚介とトマトの相性は言わずもがな、だけどカツオを使うのが伊良部島のイタリアンらしい発想。カツオの旨みがトマトソースと合わさって、酸味の中に深みが生まれる。魚介系のパスタが好きな人は迷わずこれ。

海老トマトクリームパスタ(1,300円・サラダ付き)

えびのうまみとトマトクリームのコクを合わせたパスタ。少し値が張るぶん、海老の存在感はしっかりある。見た目も華やかで、ランチをちょっとした贅沢にしたい気分のときにちょうどいい。

13種スパイシーカレープレート(1,200円)

プリモンテのもう一つの看板、スパイシーカレー。13種類のスパイスを組み合わせた本格スパイスカレーで、家庭では到底再現できない複雑な香りと辛みが特徴。「スパイシー」という名前通り、ピリッとした刺激は確かにある。でも辛すぎるというより、スパイスの層が重なっている感じで、一口食べるたびに味の変化がある。カレー好きには激しくおすすめしたい。

宮古そばやタコライスといった沖縄定番の食事は他の場所でも食べられるけど、13種スパイスのカレーはプリモンテならではの一皿。「このカレーを食べるためにまた来た」というリピーターもいるようで、それだけ印象に残る味になっている。

佐良浜の細い路地を歩いてお店へ向かう

青葉のオイルベースパスタ(900円)

シラスやホタテを使ったオイルベースのパスタ。素材の海の香りが前面に出た、あっさり系の一皿。重いものが食べたくない日や、暑い昼間に油っこいものを避けたいときにぴったり。シンプルだからこそ素材の質が出るメニューで、島の食材が光る。


セットメニューでお得に:前菜セット&デザートセット

プリモンテのランチをより充実させるなら、セットの追加がおすすめ。パスタやプレートに加えて単品で頼める。

ランチセット(+500円)

前菜・ガーリックトースト・アイスコーヒーが付く。この日の前菜がタコのマリネとキャロットラペだったという口コミがあって、それだけで一杯飲めそうな充実ぶり。さらに生ハムや島ニンジンのラペ、サラダが付いてくるバージョンもあるようで、これがわずか500円の追加で楽しめるのはかなりお得だと思う。

ガーリックトーストがあるとパスタの待ち時間も楽しい。食前のお腹を満たしつつ、ランチの雰囲気が一気にコースっぽくなる。前菜の種類は日替わりや仕入れによって変わることもあるので、「今日の前菜は何ですか?」と聞いてみるのも楽しい。

デザートセット(+450円)

さつまいも(紅芋)のチーズケーキとアイスコーヒーが付く。このチーズケーキが「甘すぎず濃厚」と評判で、コーヒーとの相性も抜群。オープン当初はさつまいものチーズケーキだったのが、紅芋のチーズケーキに改良されたとのことで、お店のこだわりが感じられる。

ランチ→デザートセット、という流れはカフェでゆっくりコース料理を食べているような気分になれる。佐良浜の路地裏でそういう午後のひとときが過ごせるのは、正直かなり贅沢だと思う。4席しかない小さな空間で、自分のペースで食べてデザートを楽しむ。伊良部島の観光でドライブや海水浴に追われている中で、こういう「止まれる場所」があるのはありがたい。


夜はイタリアンバルに変身:ディナーの楽しみ方

昼は気軽なランチ、夜はガラッと雰囲気が変わってイタリアンバルになる。

ワインと一緒に小皿料理やピッツァを楽しめるスタイルで、伊良部産カツオのプッタネスカピッツァなど、昼には食べられないメニューも登場する。プッタネスカはトマト・オリーブ・ケッパーを組み合わせた南イタリアの定番ソースで、佐良浜のカツオと合わせるというのはなかなか粋な組み合わせ。

席数が少ないから、夜は特に予約が必要になることが多い。伊良部島でのディナーはホテル内レストランか居酒屋になりがちだけど、こういう小さなイタリアンバルでワインと島食材の料理を楽しむ夜というのは、ほかの旅行では体験できない時間になると思う。宿泊で伊良部島に泊まる機会があれば、夜にも訪れてみてほしい場所のひとつ。


プリモンテをおすすめする理由:島食材と隠れ家感を満喫

伊良部島のランチにプリモンテをすすめる理由を整理すると、こうなる。

まず、島食材を使った本格イタリアンが食べられること。佐良浜産のカツオ、地元の無農薬野菜。それをイタリアンの技法と掛け合わせた料理は、「島飯」とも「観光地っぽいイタリアン」とも違う独自のものになっている。本土の都市部で食べるイタリアンとも違う。島の空気と食材が合わさった、ここでしか食べられない味がある。

次に、路地裏の隠れ家感そのものが体験の一部になっていること。佐良浜漁港から徒歩で向かうプロセス、細い路地を歩く感覚、たどり着いたときの「見つけた」という達成感。これ全部込みでプリモンテを楽しめる。伊良部島観光で「海を見てビーチを歩いてランチ」という流れに、「漁師町の路地裏を探索してイタリアンを食べる」というルートが加わると、旅の密度がぐっと上がる。

そして、セットを使えばコストパフォーマンスが高いこと。パスタ+ランチセット+デザートセットをフルで頼んでも2,000~2,100円ほどで済む。前菜からデザートまで揃ったコース体験がこの価格帯で楽しめるのは、島のレストランの中でもかなり優秀だと思う。

席数が4席ほどしかないので、ゆっくりとした時間が流れる。回転を急かされる感じがなく、食べながら会話してデザートを楽しんで、というペースで過ごせる。一人旅でも、二人でも、「ちゃんとした食事をゆっくり楽しみたい」という人には理想的な場所だ。

小さなテーブルでカルボナーラを前にしてメニューを見比べる

周辺観光:伊良部大橋と佐良浜漁港を散策

プリモンテを中心に、周辺の観光スポットとセットで一日を組み立てるのがおすすめ。

佐良浜漁港はプリモンテへ向かうスタート地点でもある。沖縄屈指のカツオ・マグロの水揚げを誇る漁港で、昔ながらの漁師町の空気が残っている。朝早ければ漁から戻る船が見られることもある。漁港そのものが観光スポットになっていて、「いんしゃの駅・佐良浜」には漁協直営の食堂もある。ランチ前後に漁港周辺を歩くだけで、伊良部島のもう一つの顔に出会える。

佐良浜には「友利かつお加工場」があって、「手火山式」という日本最古の製法でなまり節を作っている。これは本当に貴重な体験で、工場見学もできることがある。プリモンテのランチと合わせて「カツオの島・佐良浜を丸ごと体験する半日」という使い方ができる。

伊良部大橋は佐良浜から車で5~10分ほど。全長3,540メートルで、宮古ブルーの海を一望できる絶景スポット。ランチ後にドライブがてら橋の袂まで向かい、橋の上から海を眺めるのがおすすめのコース。橋を渡ると宮古島本島に戻れるので、最後に食べてから帰る、という使い方にもぴったり。

渡口の浜はプリモンテから20分ほど。伊良部島屈指の白砂ビーチで透明度が高く、シャワーやトイレなど設備も整っている。午前中にここで海を楽しんで、昼にプリモンテで食事、という流れが「伊良部島を丸ごと楽しむ一日」になる。


FAQ:よくある質問

Q1. ランチは予約が必要ですか?

席数が4席ほどしかないため、週末や観光シーズンは事前に電話(050-3577-4900)で予約しておくのが安心。当日は特に混みやすい。ディナーは予約が必須。

Q2. 営業時間と定休日は?

営業時間は11:00~21:00で、水曜定休。ランチは11:00~16:00頃、ディナーは17:00~21:00頃が目安。臨時休業もあるので、事前に確認を。

Q3. 駐車場はありますか?

店舗に駐車場はなし。佐良浜漁港(ENEOS付近)に停め、そこから徒歩2~3分。路地が細いので、大型車は漁港の広めのスペースに停めること。

Q4. おすすめメニューは?

濃厚クリームカルボナーラ(1,100円)と13種スパイシーカレープレート(1,200円)が看板。魚介系なら佐良浜産カツオのトマトパスタ(1,100円)、あっさり系なら青葉のオイルベースパスタ(900円)。

Q5. セットは追加したほうがいい?

ランチセット(+500円)で前菜・ガーリックトースト・アイスコーヒーが付くのはかなりお得。デザートセット(+450円)の紅芋チーズケーキも評判がいい。時間があるなら両方追加でコース感を楽しみたい。

Q6. 支払い方法は?

現金中心だが、クレジットカードや電子マネーの対応状況は変わることがあるため、予約時に確認しておくと安心。

Q7. 子ども連れでも大丈夫?

こじんまりとした店内ではあるけれど、家族連れでも利用可能。ただし路地が細くて入り組んでいるので、小さい子どもを連れて歩くときは歩行に注意が必要。


まとめ:伊良部島の新定番ランチはここにある

プリモンテ佐良浜は、「伊良部島でイタリアン?」という最初の違和感をすっかり消してくれるお店だ。

佐良浜産カツオのトマトパスタ、13種スパイスの本格カレー、濃厚なカルボナーラ。島の食材をイタリアンの文脈で調理した料理は、どこでも食べられるものじゃない。路地裏の隠れ家感、漁師町の散策、セットを重ねたコース体験全部まとめてプリモンテ佐良浜にしかない体験になっている。

席数が少ないので予約は早めに。水曜は定休で、臨時休業もある。行く前に一本電話を入れておくのが絶対賢い。「席が取れなかった」「今日はお休みだった」というのは、旅行中に一番避けたいパターン。それだけ気をつければ、あとは路地裏を歩いて、席に着いて、食べるだけでいい。

伊良部島でのランチは宮古そばや海鮮丼だけじゃない、という話を最初にしたけれど、プリモンテを一度経験すると「次もここに来たい」と思うようになる。カルボナーラを食べた次にカレーを食べたくて、カレーの次にカツオのパスタを食べたくて、というループが待っている。そういうリピート欲を引き出せるお店というのは、それだけ料理の質が高いということでもある。

路地裏のイタリアンという意外な選択肢が、旅の中でもひときわ印象に残る時間になると思う。伊良部島のランチに迷ったら、佐良浜の漁師町へ踏み込んでみてほしい。路地を抜けてたどり着いた先にある一皿は、きっと思い出に残るはずだ。

佐良浜漁港を背景に夕方の路地を歩く

佐良浜の細い路地を出て、潮の匂いがする漁港の方へ歩いていく。食べた後の満足感と、「また来たい」という気持ちが一緒についてくるのが、このお店の面白いところだ。次に伊良部島を訪れるときは、ぜひ佐良浜の路地裏に迷い込んでみてほしい。漁師町の空気と、本格イタリアンの一皿が待っている。伊良部島を訪れるときは、ぜひ佐良浜の路地裏に迷い込んでみてほしい。


各店の営業時間・定休日・メニューは変更になる場合があります。訪問前に必ず店舗へ直接確認してください。