なかゆくい商店|大行列サーターアンダギー「紅芋さたぱんびん」

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なかゆくい商店の行列 グルメ
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伊良部島行くなら絶対これ食べてほしいサーターアンダギー

「伊良部島行くなら、絶対これ食べて」。友人からLINEでそう送られてきた写真が、ほんのり紫色のまん丸い揚げ菓子だった。値段を聞いたら100円。その時点では「なんか安そうなお菓子ね」くらいにしか思っていなかった。

実際に店の前に着いたのは朝9時頃で、開店まで30分あるのに5人並んでいた。列に加わって待って、開店後すぐに「紅芋さたぱんびん2個ください」と注文すると、袋から湯気が出てくる状態で手渡された。車に乗り込んで、シートベルトを締める前に一口食べた。

声が出た。重たくない。油っこくない。外がカリッとして、中がふわっと崩れる。紅芋の甘さは主張しすぎず、黒糖の風味がふっと続く。2個目はもっと早く口に入った。3個目が欲しいと思ったのは食べ終わってすぐだった。

それから伊良部島に来るたびに必ず寄っている。気づいたら5回を超えていた。この記事では、何度も通って見えてきたこと、営業時間の落とし穴、駐車場の迷いどころ、売り切れを避ける方法まで、全部書く。

Screenshot
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サーターアンダギー苦手だった私が5回も通う理由

サーターアンダギーは正直得意ではなかった。那覇の市場で食べたのが外側の固さと油っこさで、1個で満足というより1個で十分という感じ。「沖縄の名物だから食べる」という義務感で口に入れるもので、好んで買うものではなかった。

なかゆくい商店のを食べた時、概念が変わった。軽い。ふわっとしている。外側のカリカリは薄くて歯が入りやすく、中がほろっと崩れる。紅芋が練り込まれているから生地がほんのり紫で、見た目も可愛らしい。甘さが控えめで、食べた後に胃が重くなる感覚がない。

一緒に行った友人も「これサーターアンダギーじゃないみたい」と言っていた。苦手意識のある人ほど、一度試してほしいと思う。食わず嫌いで損していた自分みたいになるかもしれないから。

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なかゆくいって名前が良いなと後から気づく

「なかゆくい」という名前を最初に見た時は、変わった名前だなと思うだけだった。後から調べると沖縄の言葉で「ひと休み」を意味すると知って、それを読んだ瞬間にこの店のことが少し好きになった。

ドライブの途中にふらっと寄って、さたぱんびんを1個買って、車の中で食べながら休憩する。気づいたらその使い方しかしていない。17ENDに向かう前に立ち寄ったり、渡口の浜から戻る途中で寄ったり、「ちょっとなかゆくいして行こう」という気分で動いている。

島にはいつも、急がなくていい時間がある。その空気に合っている名前だと思う。

場所は分かりやすいけど駐車場で迷う

国仲地区にある。伊良部大橋を渡って車で10分ほど。住所は沖縄県宮古島市伊良部国仲57-3。Googleマップで「なかゆくい商店」と検索するとすぐ出てくる。

住宅街の中にあるが、行列のおかげで場所はすぐわかる。遠くから見てもそこに人が集まっているのがわかる。

問題は駐車場の入り口だ。初めて行った時は2回通り過ぎた。「大きい木が目印」と聞いていたが、どの木なのかよくわからず、後からきた車がスっと入っていくのを見てようやく気づいた。道が狭く、対向車と鉢合わせすることもあるので注意が必要。混んでいる時は店横の空き地が満車になることもある。少し待てば入れるし、回転は早い。

なかゆくい商店の行列

営業時間が変わってるから絶対確認してほしい

営業時間がいくつかの落とし穴を持っている。知らずに行くと閉まっていることがある。

  • 火・水・金・土・日:9:30〜12:00 / 13:30〜16:00(昼休みあり)
  • 月曜:13:30〜16:00のみ(午前は休み)
  • 木曜:定休日

最新の営業時間・定休日は食べログ なかゆくい商店でご確認ください。

昼の12時から13時半まで閉まる。「ランチの後に寄ろう」という計画は成立しない。私も12時過ぎに到着して、Googleマップが営業中と表示しているのに店が閉まっていて困った。昼休みはGoogleマップの営業時間表示に反映されないことがある。

月曜の午前中も要注意。朝早く行こうと思って月曜に向かうと午後からしか開いていない。火・水・金・土・日の午前中に行くのが、一番確実に開いている日程だ。

紅芋さたぱんびんが100円って安すぎる

紅芋さたぱんびん1個100円。この金額でこのクオリティが買えるのは、どこか他では考えにくい。

揚げたてを袋に入れて渡される。開けると湯気が出てくる。外がカリッとしていて、中がふわふわ。紅芋の薄紫が生地に広がっていて、黒糖の甘さは上品で重たくない。3個食べても胃に来ない。それが普通のサーターアンダギーとの一番の違いだと思う。

友人の夫がサーターアンダギー嫌いなのに「これは美味しい」と言った。本人は「サーターアンダギーじゃないから」と言っていたが、正確にはさたぱんびんなので、確かにサーターアンダギーではない。言葉の問題はさておき、苦手な人でも食べやすいのは本当だ。

さたぱんびんって呼び方を覚える

「さたぱんびん」は宮古島の方言で、揚げ菓子を指す言葉。「さた」が砂糖、「ぱんびん」が揚げ物の意味。沖縄本島の「サーターアンダギー」に相当するが、宮古島では「さたぱんびん」と呼ぶ。

店のメニューにも「紅芋さたぱんびん」と書いてある。「さたぱんびんください」と注文すると、なんとなく地元の言葉で話せているような感覚がある。地元の人も日常的に使っている言葉で、旅行者が使っても何もおかしくない。覚えておくと注文の時に迷わない。

冷めても美味しいからお土産に10個買う

揚げたてが一番美味しいのは間違いない。外がカリッとして中がふわふわの状態は、袋を開けた瞬間にしか味わえない。ただ、冷めても美味しい。冷めると外がサクッとして中がしっとりに変わる。食感は違うが、これはこれで悪くない。

常温で3日保存できるからお土産に向いている。10個や20個まとめ買いしている人をよく見かける。100円×10個で1,000円だから、職場や家族への配り土産としてコスパがいい。前に10個持ち帰って家族に配ったら全員に好評で、次の旅行でも頼まれた。トースターで少し温め直すとカリッとした感触が戻るが、香ばしさは落ちる。食べる日に買うのが一番だが、翌日でも十分美味しい。

さたぱんびんアイスは夏に食べたい

さたぱんびんアイスは390円。さたぱんびんの上にブルーシールアイスを乗せたもので、6種類から選べる。バニラ、紅芋、黒糖、バニラ&クッキーなどがある。

私は紅芋さたぱんびんに紅芋アイスを選ぶことが多い。紅芋×紅芋でまとまっていて、甘さのトーンが統一されている。熱々のさたぱんびんに冷たいアイスが乗っているから、急いで食べないと溶ける。その焦りながら食べる感じも夏らしくて好きだ。

初めての人はまず100円のさたぱんびんを1個食べてから、次にアイス乗せを試すのがいいと思う。先にアイス版から入ると、プレーンのカリッとした食感を最初に体験せずに終わる。

さたぱんびんを受け取る女性

開店前から並ぶ人がいるのは本当

9時前に着いても人が並んでいることがある。開店30分前から10人以上並んでいた朝もあった。土日や観光シーズンは特に早い。食べてみると並ぶ理由はわかる。

テイクアウト専門なので回転は早い。注文して受け取るだけだから、10人並んでいても10〜15分で買えることが多い。

平日の午前中は空いている。火曜か水曜の10時頃なら3〜5人程度のこともある。平日に時間の融通が利くなら、この時間帯が快適に買えるタイミング。売り切れのリスクも下がる。

週末の昼前には品切れになることがある。確実に買いたいなら、開店直後の9時半か遅くとも10時までに着くようにする。

魚天ぷらも地味に美味しい

さたぱんびんに注目が集まりがちだが、魚天ぷらも80円で美味しい。昔ながらの沖縄天ぷらの感じで、揚げたてのアツアツを食べると塩気が程よい。一度ホテルに持ち帰って夜食べたらビールに合った。

野菜天ぷらもあるらしいが、行くたびに売り切れている。一度も買えていないので、次回は開店直後に試したい。魚天ぷら3本で240円、さたぱんびんと合わせて500円以内に収まる。

かき氷もあると知って驚く

かき氷が200円からあると知ったのは最近で、さたぱんびんしか目に入っていなかったから気づいていなかった。ふわふわの氷が美味しいという口コミを見てから、次に行く時の楽しみが増えた。

夏場は特に人気で、さたぱんびんアイスかかき氷かで迷う人もいるらしい。両方頼んでも400〜500円台。1,000円以内でさたぱんびん、アイス、かき氷を全部試せるから、贅沢なひと休みにちょうどいい。

周辺の観光スポットとおすすめルート

なかゆくい商店は伊良部島・下地島の観光スポットへの途中に位置している。さたぱんびんを買いながら、合わせて寄りやすい場所を3つ紹介する。

17ENDまで車で15分

17ENDは下地島空港の滑走路先端にある景勝地。干潮時のエメラルドグリーンの海と飛行機の撮影スポットとして有名で、晴れた日の透明度は圧倒的だ。なかゆくい商店から車で15分ほど。さたぱんびんを買って、17ENDで海を見ながら食べるのが私の定番コース。熱々のうちに移動して、海の前で広げる。それだけで旅行の質が上がる気がする。

渡口の浜まで車で5分

渡口の浜は伊良部島で一番有名なビーチ。真っ白な砂浜と透明度の高い海が特徴で、シュノーケリングにも向いている。なかゆくい商店から車で5分という近さ。海水浴の帰りに寄るのが好きな使い方で、泳いだ後にさたぱんびんを食べると疲れた体に甘さが染みる。

伊良部大橋を渡ってすぐ

伊良部大橋を渡って左に曲がり、10分ほどでなかゆくい商店に着く。宮古島から伊良部島に入った直後に寄れるから、「島に来たらまず最初に」という立ち寄り方もできる。無料で渡れる橋として日本最長の3,540メートル、橋の上からの景色も見どころのひとつ。

売り切れで買えなかった失敗談がある

午後2時に着いたら「今日はもう売り切れました」と言われたことがある。2時なのにと思ったが、人気店なのだから仕方ない。その後はできるだけ午前中に行くようにしている。

週末は昼前に品切れになることもある。「10時前に着く」を目標にすると、ほぼ確実に買えるし、揚げたても食べられる。平日でも夕方近くに行くと売り切れていることがある。Googleマップの「営業中」表示だけを信じて行くと、閉店はしていないのに品物がないという状況になる。確実に買いたいなら、時間を意識して動いた方がいい。

さたぱんびんを食べる女性

伊良部大橋ができる前から人気だったらしい

橋が開通する前、伊良部島はフェリーでしか渡れなかった。それでもなかゆくい商店に通う人がいたと聞く。フェリーに乗ってでも食べに来る価値があったということだ。

橋ができてアクセスが便利になった後も、地元の常連客は変わらず通い続けている。朝から地元のおじいちゃんやおばあちゃんが買いに来るのを見ると、観光客向けではなく地元の日常に根ざした店だとわかる。観光客が増えても、値段は100円のままで続けている。

店員さんがいつも笑顔なのが良い

混雑している時でも、店員さんの対応が丁寧で感じがいい。「揚げたてになりますが少しお待ちいただけますか?」と毎回聞いてくれて、待つのが全然苦にならない。むしろ揚げたてが食べられると思って少し嬉しくなる。

地元の常連さんにも観光客にも同じように接してくれている。忙しそうにしていても雑な感じがない。気持ちよく買えるから、また来ようと思える。対応一つで印象は変わる。ここは毎回良かった。

まとめ買いしてる人を見て自分も試す

「20個ください」と注文している人を初めて見た時は、どうするのと思った。話を聞いたら職場と家族へのお土産だと言う。100円×20個で2,000円。それだけの量を持ち帰っても、みんなに1〜2個ずつ渡せるだけの数になる。

自分も前に6個持ち帰って家族に配ったが、全員に好評で「もっと買ってくれば良かったのに」と言われた。次は10個買う予定でいる。袋に入れてもらえるから持ち運びやすく、常温3日という保存期間も旅行土産として十分な余裕がある。

なかゆくい商店に行く時の注意点

実際に何度も通ってわかった注意点をまとめる。

営業時間を必ず確認する

昼休みがあること、月曜は午後のみ、木曜は定休日という点を事前に確認してから行く。Googleマップの「営業中」表示が昼休みを反映していないことがある。

午前中に行くのがおすすめ

売り切れを避けるには午前中が確実。週末は昼前に品切れになることもある。9時半の開店直後か、遅くとも10時を目安に着くようにする。

駐車場の入り口が分かりにくい

初めての人は通り過ぎることが多い。他の車の動きを見て入り口を判断するのが手っ取り早い。道が狭いから対向車に注意。

行列があっても回転は早い

テイクアウト専門なので10人並んでいても10〜15分で買えることが多い。行列を見ても諦めなくていい。

現金のみ

クレジットカードは使えない。100円単位なので小銭を用意していくと楽。

よくある質問と回答

Q: なかゆくい商店はどこにある?

沖縄県宮古島市伊良部国仲57-3。伊良部大橋から車で10分ほどの国仲地区。Googleマップで検索すれば出てくる。

Q: 営業時間と定休日は?

火・水・金・土・日は9:30〜12:00と13:30〜16:00の2部制。月曜は13:30〜16:00のみ。木曜は定休日。

Q: 駐車場はある?

店横の空き地が駐車スペース。入り口が分かりにくいので、他の車の動きを参考に。満車の時は少し待つか、近くに路駐する人もいる。

Q: 値段は?

紅芋さたぱんびん1個100円。さたぱんびんアイス390円。魚天ぷら80円。かき氷200円から。

Q: どれくらい待つ?

テイクアウト専門で回転が早い。混んでいる時でも10〜30分で買えることが多い。平日午前中は5〜10分のことも。

Q: イートインはある?

ない。テイクアウト専門。車の中か、近くの観光スポットで食べる人が多い。

Q: お土産として持ち帰れる?

常温で3日保存できる。10個や20個まとめ買いしている人も多い。

Q: 売り切れることはある?

ある。週末や午後は売り切れの可能性が高い。確実に買いたいなら午前中に行く。

Q: クレジットカードは使える?

現金のみ。

なかゆくい商店がない伊良部島は考えられない

17ENDに行って、渡口の浜で泳いで、なかゆくい商店でさたぱんびんを買う。この三つが揃って初めて伊良部島を訪れた感覚になる。どれか欠けると物足りない。

地元の人が毎日のように通っていて、観光客も並んで待つ。橋が開通する前から続いてきた店で、値段も変わっていない。変わらないことが、ここの信頼の根拠だと思う。

サーターアンダギーに苦手意識のある人ほど一度試してほしい。重い、油っこい、もたれるというイメージを変えてくれるかもしれない。100円で食べられるものとして、伊良部島でこれを超えるものにまだ出会っていない。

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