ヴィラブリゾートで過ごした至福の伊良部島時間

【ラグジュアリー】海と夕日の特等席

沖縄初のオールヴィラリゾートの魅力と注意点

伊良部大橋を渡って海岸沿いを走ってると、真っ赤な瓦屋根がふと目に入ってきた。沖縄らしい赤瓦なんだけど、どこか南国リゾートの雰囲気も漂ってる。「あれがヴィラブリゾートか」って思った瞬間、なんだか期待が高まった。

ヴィラブリゾートは、沖縄初のオールヴィラリゾートとして20年以上前に誕生した老舗。6棟しかない独立ヴィラで、各部屋にプライベートプールとガゼボが付いてる。そして何より、宿泊者専用のプライベートビーチが目の前に広がってる。

伊良部島で宿を探してる時、正直言うとヴィラブリゾートは候補の一つでしかなかった。新しいホテルも次々できてるし、「20年前の施設って古くないかな」って不安もあった。でも実際に泊まってみて分かったのは、新しさだけが価値じゃないってこと。

このブログでは、ヴィラブリゾートの本当の魅力と、正直に言って気になった点も全部書いていく。プライベートビーチで朝食を食べた幸せな時間、赤瓦のガゼボで寝転がって星空を見た夜、そして食事の量が思ったより少なかった話も。伊良部島のヴィラ選びで迷ってる人には、きっと参考になるはず。

6棟しかないから他の宿泊客とほとんど会わない、目の前がプライベートビーチだからいつでも海に出られる、そして赤瓦とバリ風が融合した独特の雰囲気。これがヴィラブリゾートの真骨頂。新しいホテルにはない、20年かけて磨かれた居心地の良さがここにはある。

ヴィラブリゾートの基本情報|沖縄初のオールヴィラリゾート

ヴィラブリゾートは、2000年代初頭に伊良部島にオープンした、沖縄初のオールヴィラリゾートホテル。当時は伊良部大橋がまだなくて、宮古島から船で渡るしかなかった時代。その頃からこの海岸線にポツンと建ってたって、長年のリピーターが口コミに書いてた。

場所は伊良部大橋を渡って左折、海岸沿いを進んだところ。宮古空港からだと車で約25分、下地島空港からだと約7分の距離。レンタカーがあれば、どちらの空港からもアクセスしやすい。

ヴィラは全部で6棟。これが本当に少ない。8棟ある紺碧よりもさらに少なくて、だからこそプライベート感は抜群。各ヴィラは完全に独立してて、隣の部屋の音が聞こえてくることはまずない。

チェックインは14時、チェックアウトは11時。伊良部島のヴィラとしては標準的な時間設定。私が泊まった時は、チェックイン時刻の少し前に到着したんだけど、駐車場にレンタカーを停めた瞬間、スタッフの方が出てきて荷物を運んでくれた。この細やかな気配りが嬉しかった。

フロントに入ると、目の前にドーンと海が広がってる。「これはヤバい」って思わず声が出た。フロントから見える景色だけで、もう来た甲斐があったって感じ。

赤瓦のヴィラでくつろぐ

たった6棟だけの贅沢|赤瓦とバリ風が融合した唯一無二の空間

ヴィラブリゾートの最大の特徴は、沖縄の伝統的な赤瓦屋根とバリ風のインテリアが融合してること。この組み合わせが絶妙で、「沖縄らしさ」と「南国リゾート感」が両方味わえる。

部屋に案内されて最初に目に入ったのが、天井の高さ。バリの伝統家屋をモチーフにしてるらしくて、かなり開放感がある。ベッドはキングサイズで、寝心地も文句なし。窓からは伊良部ブルーの海が見えて、「ここで何日でも過ごせるな」って思った。

リビングスペースは広々としてて、ソファも快適。小さなテーブルがあって、ここでコーヒーを飲みながら海を眺める時間が最高だった。テレビもあるんだけど、正直ほとんど見なかった。窓の外の景色の方がよっぽど見飽きない。

バスルームも十分な広さがあって、洗い場もしっかり確保されてる。アメニティはロクシタンで、香りも良くて使い心地も良かった。海で遊んだ後、ゆっくりお風呂に入るのが日課になった。

テラスに出ると、そこにはプライベートプールとガゼボがある。プールは海水プールで、塩分濃度が高いから浮きやすい。最初は「えっ海水?」って思ったんだけど、これがまた良い。温水じゃないから冬は冷たいけど、夏場は気持ちいい。

ガゼボは赤瓦の東屋で、沖縄らしさ満点。ここにデイベッドが置いてあって、昼寝するのに最適。風が吹き抜けて、波の音が聞こえて、小鳥のさえずりも聞こえる。都会では絶対に味わえない贅沢な時間。

ガゼボではアロマオイルトリートメントも受けられる。最高の景色に囲まれながらエステを受けるって、考えただけで至福。私は時間の都合で受けられなかったんだけど、次回は絶対予約したいと思ってる。

正直に言うと、建物や設備は少し古さを感じる部分もある。最新のホテルみたいなピカピカ感はない。でもそれが逆に味になってる。古き良き沖縄の民家みたいな、温かみのある雰囲気。完璧に整備されすぎてない感じが、かえってリラックスできる。

6棟しかないから、敷地内で他の宿泊客とすれ違うことはほとんどない。朝食の時間以外は、本当に自分たちだけの空間。「せっかくの旅行なのに、隣の部屋の声が聞こえる」みたいなストレスが一切ない。これがヴィラブリゾートを選ぶ最大のメリット。

価格は一泊4万円前後から。伊良部島のヴィラの中では中価格帯って感じ。紺碧よりは少し安いけど、それでも決して安くはない。でもこのプライベート感、この景色、この雰囲気を考えると、妥当な価格だと思う。

プライベートビーチが目の前|宿泊者だけの特別な海

ヴィラブリゾートの一番の売りは、宿泊者専用のプライベートビーチ。部屋のテラスを出て、少し歩けばもうビーチ。この「すぐ海に出られる感覚」が最高に贅沢。

朝起きて、パジャマのまま(さすがに水着は着るけど)テラスを出て、ビーチをお散歩。これが日課になった。砂浜を裸足で歩くと、サラサラの砂が気持ちいい。ヤドカリやカニがいて、時々ウミガメも来るらしい。

ただし、このプライベートビーチは遊泳には向いてない。波が結構あるし、海底が岩場だったりする。だからシュノーケリングやガッツリ泳ぎたい人は、車で5分くらいの中の島ビーチとか、他のビーチに行った方がいい。

でもプライベートビーチの価値は、「泳ぐこと」じゃなくて「独占できること」にある。他のホテルの宿泊客がいない。地元の人もいない。本当に自分たちだけの海。これってすごく贅沢なこと。

ビーチで朝食を食べることもできる。事前にリクエストすれば、ビーチにテーブルをセッティングしてくれる。波の音を聞きながら、目の前に広がる海を見ながらの朝食。これが本当に特別な体験だった。

夕方、ビーチで夕日を見るのも最高。オレンジ色に染まる空と海を、独り占めできる。カップルで来てたら、もう最高にロマンチックだと思う。私は友達と来たんだけど、それでも感動した。

夜はビーチで星空観察。街灯が少ないから、星がめちゃくちゃ綺麗。流れ星も何個も見えた。口コミには「3回も流れ星が見えた」って書いてる人がいたけど、本当にそれくらい見える。ホタルも飛んでて、幻想的だった。

テラスでBBQもできる。サンセットを見ながらのBBQは、ヴィラブリゾートの人気メニューの一つ。二人だけでゆっくり食べられるから、プライベート感たっぷり。量もしっかりあって、お腹いっぱいになる。

プライベートビーチの唯一の欠点は、台風の後とかに海藻が打ち上げられることがある点。あと、完全に整備されたビーチじゃないから、漂着物があったりもする。でもそれも含めて「自然のビーチ」って感じで、私は気にならなかった。

ビーチチェアやパラソルも無料で使える。日焼けしたい人は、一日中ここでゴロゴロできる。読書したり、昼寝したり、何もしない贅沢を味わえる。

シュノーケリングはプライベートビーチでも一応できるけど、やっぱり中の島ビーチとかの方が魚が多い。でもビーチで貝殻拾いは楽しめる。綺麗な貝殻がいっぱい落ちてて、お土産に持って帰った。

「プライベートビーチがある」って聞くと、「どうせ小さいビーチでしょ」って思う人もいるかもしれない。でも実際に見ると、結構広い。6棟の宿泊客で使うには十分すぎる広さ。独占感が半端ない。

ビーチで朝食を楽しむ

食事の評価が分かれる理由|正直なレビュー

ヴィラブリゾートについて正直に書くなら、食事の話は避けて通れない。口コミを見ると、食事の評価が結構分かれてる。「最高に美味しかった」って人もいれば、「値段の割には物足りない」って人もいる。

私が食べたのは、創作琉球コースとBBQ。創作琉球コースは、見た目も味も本当に素晴らしかった。宮古島・伊良部島の食材を使った料理で、島ならではの調理法も楽しめる。前菜からデザートまで、一品一品丁寧に作られてるのが分かる。

特に美味しかったのが、地元の魚を使った料理。新鮮な海の幸が、シェフの技術でさらに美味しくなってる。島野菜もたっぷり使われてて、健康的でもある。

ただ、量については正直に言うと、少なめ。女性なら満足できる量だけど、男性だと「もう少し食べたいな」って思うかもしれない。若い人や食べ盛りの人には、確実に足りない。

これが「値段の割には」って評価につながってると思う。一人15,000円~19,999円の価格帯で、量が少なめだと、コスパが悪く感じる人もいる。特に他の高級リゾートで食事した経験がある人だと、比較しちゃう。

BBQは量もしっかりあって、満足度が高かった。宮古牛も入ってて、これが柔らかくて美味しい。テラスで二人だけでゆっくり食べられるから、プライベート感もある。ただBBQも追加料金がかかるから、トータルの食費は結構高くなる。

朝食は琉球和食で、地元食材がたっぷり。特に「フチャンプル」っていう沖縄の郷土料理が美味しくて、ご飯をおかわりした。朝食は量も十分で、健康的な内容。これは文句なし。

レストランの雰囲気は良い。海が見える窓際の席で、ゆったりと食事できる。スタッフの方も基本的には丁寧で親切。ただ、口コミに「レストランでスタッフがお弁当を食べてた」とか「接客が雑だった」って書いてる人もいて、時々サービスレベルにムラがあるのかもしれない。

正直、食事については期待しすぎない方がいい。「めちゃくちゃ豪華な料理」を期待すると、がっかりするかも。でも「島の食材を使った丁寧な料理」として見れば、十分満足できるクオリティ。

あと、夕食はレストランのコース料理かBBQか部屋でのルームサービスの選択肢があるんだけど、周辺に飲食店が少ないから、基本的にはホテルで食べることになる。車で10~15分出れば何軒かレストランはあるけど、せっかくのプライベート空間を離れるのはもったいない気もする。

食事で一番良かったのは、プライベートビーチでの朝食。これは本当に特別な体験だった。波の音を聞きながら、目の前の海を見ながらの朝食。料理の味以上に、シチュエーションが最高。これだけでヴィラブリゾートを選ぶ価値がある。

ヴィラブリゾートに向いている人・向いていない人

ここまでヴィラブリゾートの魅力を書いてきたけど、正直に言うと全ての人に向いてるわけじゃない。どんなに良いホテルでも、自分のスタイルに合わなかったら楽しめないから。

まずヴィラブリゾートに向いてる人。一番は「プライベート感を何より重視する人」。6棟しかないから、他の宿泊客とほとんど会わない。「誰にも邪魔されたくない」「二人だけの時間を大切にしたい」って人には、これ以上ない環境。

「部屋でゆっくり過ごしたい人」にも最適。プライベートプール、ガゼボ、目の前のビーチ。部屋の設備が充実してるから、部屋から出なくても十分楽しめる。「観光で忙しく動き回るより、一箇所でのんびりしたい」って人には天国みたいな場所。

「沖縄らしさを感じたい人」にもおすすめ。赤瓦の屋根、古民家風の雰囲気、琉球料理。新しいホテルにはない、沖縄の伝統的な良さがここにはある。バリ風の要素も加わって、独特の雰囲気を作ってる。

「自然を感じたい人」。波の音、小鳥のさえずり、星空、ホタル。自然に囲まれた環境で、心から癒される。都会の喧騒を忘れて、ゆっくりしたい人にぴったり。

「記念日を特別に過ごしたい人」。プライベートビーチで朝食、サンセットBBQ、星空の下でのガゼボタイム。ロマンチックなシチュエーションがたくさんある。カップルや夫婦の記念日旅行に最適。

逆に、ヴィラブリゾートに向いてない人もいる。まず「新しくて完璧な設備を求める人」。建物や設備は少し古さを感じる。ピカピカの最新ホテルを期待すると、がっかりするかもしれない。

「豪華な食事を期待する人」も注意が必要。料理は美味しいけど、量は少なめ。「たくさん食べたい」「豪華な料理を期待してる」って人には物足りないかも。

「アクティブに動き回りたい人」には向いてない。ヴィラブリゾートは部屋でゆっくり過ごすのが醍醐味。「朝から晩まで観光スポットを回りたい」って人には、コスパが悪く感じる。

「完璧なサービスを求める人」も考え直した方がいいかも。スタッフは基本的に親切だけど、時々サービスにムラがあるって口コミもある。大手チェーンホテルのような画一的で完璧なサービスを期待すると、気になる部分があるかもしれない。

「海でガッツリ泳ぎたい人」。プライベートビーチは遊泳には向いてない。シュノーケリングやダイビングを楽しみたい人は、車で移動する必要がある。「ホテルのビーチで泳ぎまくりたい」って人には不向き。

「予算を抑えたい人」にも向いてない。一泊4万円前後からで、食事も追加料金がかかる。トータルで考えると、かなりの出費になる。「とりあえず泊まれればいい」って人には、もっと安い選択肢がある。

「すぐに予約したい人」。6棟しかないから、人気の時期はすぐ埋まる。特にゴールデンウィークや夏休みは、数ヶ月前から予約が埋まってることも。「来週行きたい」みたいな急な予約は難しい。

こういう向き不向きを理解した上で選べば、ヴィラブリゾートは最高の思い出を作れる場所になる。逆に、自分のスタイルに合わないのに「有名だから」「人気だから」って理由だけで選ぶと、期待外れに感じるかもしれない。

私個人としては、ヴィラブリゾートで過ごした時間は本当に特別だった。プライベートビーチでの朝食、ガゼボで寝転がって見た星空、波の音に包まれた静かな夜。全部がパーフェクトだったわけじゃないけど、それでも「また泊まりたい」って思える場所だった。

20年以上続いてるには、やっぱり理由がある。新しいホテルにはない、時間をかけて磨かれた居心地の良さ。それがヴィラブリゾートの本質だと思う。

夕暮れのガゼボで寛ぐ

FAQ:ヴィラブリゾートについてよくある質問

Q1: プライベートビーチで泳げますか?

A: 泳ぐことは一応できますが、波が結構あって海底が岩場の部分もあるので、遊泳には向いていません。シュノーケリングやしっかり泳ぎたい場合は、車で5分程度の中の島ビーチなど、他のビーチに行くことをおすすめします。プライベートビーチは、散歩したり日光浴したり、景色を楽しむのに最適です。

Q2: 子供と一緒に泊まれますか?

A: はい、子供連れでも宿泊できます。ただし、ヴィラブリゾートは「大人の隠れ家リゾート」というコンセプトなので、小さい子供向けの設備やサービスは充実していません。静かに過ごしたい大人がメインのお客さんなので、小さい子供連れの場合は他のファミリー向けホテルの方が快適かもしれません。

Q3: 宮古空港と下地島空港、どちらが便利ですか?

A: 距離だけで言えば、下地島空港の方が近いです(車で約7分)。宮古空港からは約25分。ただし、宮古空港の方が便数が多いので、旅程全体で考えると宮古空港利用がスムーズな場合が多いです。どちらを使うにしても、レンタカーは必須です。

Q4: 食事はホテルで食べるしかないですか?

A: ホテルのレストランでイタリアンコースや創作琉球コース、BBQが楽しめます。周辺には飲食店が少ないので、基本的にはホテルで食事することになります。車で10~15分出れば何軒かレストランはありますが、せっかくのプライベート空間なので、ホテルで食べるのがおすすめです。

Q5: プールは温水ですか?

A: いいえ、プールは海水プールで温水ではありません。夏場は気持ちよく泳げますが、冬場は冷たいです。海水プールなので浮きやすく、独特の感覚が楽しめます。温水プールを希望する場合は、他のヴィラ(紺碧など)を検討した方がいいでしょう。

Q6: Wi-Fiは使えますか?

A: はい、Wi-Fiは完備されています。速度も安定していて、動画視聴やリモートワークにも問題なく使えるレベルです。ただし、部屋によっては電波が弱い場所があるかもしれないので、気になる場合はフロントに相談してみてください。

Q7: 他の宿泊客と会う機会は多いですか?

A: ほとんど会いません。6棟しかない上に、各ヴィラが独立しているので、他の宿泊客とすれ違うのは朝食の時くらいです。このプライベート感がヴィラブリゾートの最大の魅力の一つです。

Q8: 近くにコンビニやスーパーはありますか?

A: ヴィラブリゾートの周辺には、徒歩圏内にコンビニやスーパーはありません。車で10分程度の場所にスーパーがあります。必要なものは、チェックイン前に買い物を済ませておくのがおすすめです。

Q9: 観光スポットへのアクセスは良いですか?

A: 伊良部島は小さい島なので、ヴィラブリゾートを拠点にすればどの観光スポットにも20分以内でアクセスできます。渡口の浜は車で5分程度、17ENDは約15分、中の島ビーチは約10分です。レンタカーがあれば、観光には困りません。

Q10: エステはありますか?

A: はい、アロマオイルトリートメントなどのエステサービスがあります。ガゼボで施術を受けることもできて、最高の景色に囲まれながらリラックスできます。事前予約が必要なので、希望する場合は早めに予約しましょう。

Q11: チェックイン前やチェックアウト後に荷物を預けられますか?

A: はい、チェックイン前・チェックアウト後ともに荷物を預けられます。早めに到着した場合やチェックアウト後も観光したい場合は、フロントに預けておくと便利です。

Q12: 記念日のサプライズはできますか?

A: 事前にリクエストすれば、記念日のお祝いに対応してくれる可能性があります。プライベートビーチでの朝食やサンセットBBQなど、特別なシチュエーションも用意できるので、予約時に相談してみてください。

まとめ:20年以上愛される理由

伊良部島の海岸線に佇むヴィラブリゾート。沖縄初のオールヴィラリゾートとして20年以上前に誕生し、今も多くの人に愛され続けてる。

正直に言うと、完璧なホテルじゃない。建物や設備は少し古いし、食事の量も少なめ。時々サービスにムラがあるって口コミもある。新しくてピカピカのホテルを求める人には、物足りないかもしれない。

でも、ヴィラブリゾートの価値は「新しさ」にあるんじゃない。20年かけて磨かれた居心地の良さ、沖縄の伝統とバリ風が融合した独特の雰囲気、そして何より、6棟だけが持つ圧倒的なプライベート感。これが本質。

宿泊者専用のプライベートビーチで朝食を食べる贅沢。赤瓦のガゼボで星空を見上げる幸せ。波の音と小鳥のさえずりに包まれた静かな朝。テラスで二人だけのBBQを楽しむ特別な時間。

こういう体験は、新しいホテルでは味わえない。長年この場所で、この景色と向き合ってきたからこそ生まれる、特別な空気感。それがヴィラブリゾートにはある。

リピーターが多いのも納得。口コミには「3年前にも泊まった」「開業以来のお気に入り」って書いてる人がたくさんいる。一度泊まると、「また戻ってきたい」って思わせる何かがここにはある。

新しいホテルも魅力的。最新の設備、完璧なサービス、豪華な料理。でもヴィラブリゾートが提供してるのは、それとは違う価値。時間をかけて熟成されたワインみたいな、深みのある居心地の良さ。

伊良部島でヴィラを探してる人、本当のプライベート感を求めてる人、沖縄らしさを感じたい人。ヴィラブリゾートは、きっとあなたの期待に応えてくれる。完璧じゃないかもしれないけど、それでも「また来たい」って思わせる魅力がある。

私自身、次に伊良部島に行く機会があったら、また泊まりたいと思ってる。プライベートビーチでの朝食、あの静寂、あの景色。もう一度味わいたい。そして今度は、ガゼボでのアロマエステも体験したい。

20年以上前、伊良部大橋もなかった時代から、この海岸線を守ってきたヴィラブリゾート。これからも変わらず、訪れる人に特別な時間を提供し続けるんだと思う。赤瓦の屋根の下で、伊良部ブルーの海を眺めながら、至福の時間が待ってる。