まるきスーパー|伊良部島で島民気分を味わえる

生活

地域密着型スーパー

ホテルサウスアイランドに泊まった朝、1階にスーパーがあるって聞いて降りてみたら、入口に島ぞうりが並んでいて「あ、これは島のスーパーだな」って思った瞬間からワクワクしてきた。

店内に入ると思っていたよりコンパクトで、でもよく見ると惣菜もお弁当も飲み物もパンもカップ麺もお菓子も調味料も日用品も、必要なものがちゃんと揃っている。地元の人が普通に買い物していて、観光客の私が混ざって商品を選んでいる光景がなんだか新鮮で、「ここで島の人たちは普段の買い物をしているんだな」って実感が湧いてくる。

伊良部島にはコンビニがないから、このまるきスーパーが島民の生活を支える大切な場所になっているわけで、そこに観光客として足を踏み入れることで、島の暮らしを少しだけ覗き見できる感覚が面白い。

まるきスーパーの魅力を何度も通った経験をもとに詳しく紹介していく。品揃えや価格、営業時間、利用のコツについて実際の体験談を交えながら書いていくので、伊良部島に滞在する予定がある人はぜひ参考にしてほしい。

まるきスーパーはホテルサウスアイランド1階にある地域密着型スーパー

まるきスーパーは伊良部島民に愛される地域密着型のスーパーマーケットで、ホテルサウスアイランドの1階に入っているから、宿泊客にとっても地元の人にとっても便利な場所になっている。

基本情報とアクセス

住所:沖縄県宮古島市伊良部字伊良部1493-1
営業時間:8:00~20:00
定休日:無休
電話番号:0980-78-3638
駐車場:あり(ホテルサウスアイランドの駐車場を利用)

伊良部大橋を渡って伊良部島に入り、海岸線沿いを走っていくとホテルサウスアイランドの看板が見えてくる。駐車場に車を停めて建物に向かうと、1階部分がまるきスーパーになっていて、ホテルの宿泊客じゃなくても自由に利用できるのが嬉しい。

営業時間が朝8時から夜8時までと長めだから、朝食用の食材を買いに行くのもいいし、夕方にビールとおつまみを買いに行くのもいい。年中無休で営業しているから、いつ行っても開いているっていう安心感がある。

ホテルとレストランが併設された複合施設

ホテルサウスアイランドは伊良部島にある人気のホテルで、その1階にまるきスーパーが入っていて、2階にはレストラン入江という海鮮料理や宮古そばが食べられるレストランがある。つまり泊まって、食べて、買い物してっていうのが全部この建物で完結する便利な場所になっているわけだ。

私もホテルに泊まった時は、朝起きて1階のスーパーでお弁当を買って、それを持ってビーチに出かけるっていうのが日課になっていた。下まで降りればすぐ買い物できるっていうのは、想像以上に便利で快適だった。

伊良部島にはコンビニがないからスーパーが貴重

伊良部島には、セブンイレブンもファミリーマートもローソンも、コンビニが一軒もない。大型スーパーもなくて、あるのはまるきスーパーと、もう一つシモジスーパーの2軒だけ。だから地元の人たちは、この2つのスーパーで日常の買い物を済ませている。

何もないからこそいい

伊良部島は「何もない」って言われることがあって、確かにコンビニもないし大型スーパーもないし、東京や大阪みたいな便利さはない。でもそれがいいんだって私は思う。

静かで落ち着いていて、地元の人たちの暮らしが感じられる。観光地化されすぎていない自然なままの島の雰囲気が残っている。まるきスーパーに行けば、島の人たちが普段何を買っているのか、どんな食材が並んでいるのかが分かって、それが島の生活を知る入り口になる。

コンビニがないからこそ、スーパーが地域のコミュニティの中心になっているわけで、そこに観光客として参加させてもらえるのが面白い体験だと感じる。

宮古島まで行けば選択肢は広がる

とはいえ、品揃えに限界があるのも事実で、特定のブランドの商品が欲しいとか、バリエーション豊かな選択肢が欲しいとかいう場合は、伊良部大橋を渡って宮古島のマックスバリュやドン・キホーテまで行く必要がある。車で30分くらいかかるけど、大量に買い物したい時や特別なものが必要な時は、宮古島まで足を伸ばすのも選択肢だ。

でも1泊から数泊程度の滞在なら、まるきスーパーだけで十分事足りるっていうのが私の実感で、むしろ「時間を買う」っていう考え方をすれば、近場のスーパーで済ませた方が効率的だと思う。

品揃えはコンパクトだけど必要なものは揃っている

まるきスーパーはコンパクトなスーパーだけど、必要なものはちゃんと揃っているっていうのが印象的で、店内をぐるっと回るだけで、食品から日用品まで一通り見て回れる。

惣菜とお弁当が充実

朝8時頃に行くと、手作りのお弁当が並んでいて、ビーチに持っていくのにちょうどいいサイズと値段だから、私はよく朝一番に買いに行っていた。どこかへ出かける時に重宝するし、ホテルの部屋で食べるのもいい。

10時頃に行くと惣菜もたくさん販売されていて、地元の食材を使った手作りの味が楽しめる。観光客向けっていうよりは、地元の人が普段食べているような家庭的な味で、それがまた魅力的だった。

観光客に人気のポークたまごおにぎり

観光客に特に人気なのがポークたまごおにぎりで、沖縄のご当地グルメとして有名なこのおにぎりは、スパムと卵がご飯に挟まっている沖縄ならではの一品だ。めちゃくちゃ美味しくて、ビーチで食べると最高に幸せな気分になる。

私も初めて食べた時は「これは癖になるやつだ」って思って、滞在中に何度も買いに行った。朝食にもいいし、昼食にもいいし、小腹が空いた時にもぴったりなサイズ感が絶妙だ。

沖縄らしい飲み物が揃っている

飲み物コーナーには、オリオンビール、さんぴん茶、シークヮーサージュースなど、沖縄らしい飲み物がずらっと並んでいる。特にオリオンビールは箱買いもできて、値段は宮古島のスーパーと同等価格だから、割高感なく買えるのが嬉しい。

私もオリオンビールを箱買いして、ホテルの部屋で夜な夜な飲んでいたんだけど、島の夜を静かに過ごすのに最高の相棒になってくれた。さんぴん茶も独特の香りがあって、暑い日に冷やして飲むと本当に美味しい。

パンとおにぎり、カップ麺とお菓子

パンとおにぎりもあるから、朝食や昼食に困ることはない。カップ麺やお菓子も種類は多くないけど基本的なものは揃っていて、夜食やちょっとしたおやつに便利だ。

調味料も醤油、塩、砂糖、油といった基本的なものは揃っているから、コンドミニアムタイプの宿に泊まって自炊する人でも、最低限の料理はできる。

日用品と土産物も

日用品コーナーには歯ブラシ、シャンプー、洗剤、トイレットペーパーなど、生活に必要なものが一通り揃っている。ビーサン(ビーチサンダル)も売っているから、忘れた人や壊れた人も安心だ。

レジの奥には土産物コーナーもあって、沖縄オリジナルのちょっとした土産物が置いてある。アーサせんべいとか、沖縄らしいお菓子が買えるから、ちょっとしたお土産を買うのにも便利だった。

地元の新鮮な魚が並ぶこともある

まるきスーパーの魅力の一つが、地元で獲れた新鮮な魚が並ぶことがあるっていう点で、これはタイミング次第だけど、運が良ければ伊良部島近海で獲れたばかりの魚を買うことができる。

地元の漁師さんが持ってきた魚が店頭に並ぶっていうのは、大型スーパーではなかなか見られない光景で、島のスーパーならではの魅力だと思う。私も一度、立派なシャコガイが並んでいるのを見て、その大きさに驚いた記憶がある。

新鮮な魚を買って、ホテルで調理できる環境があれば、島の海の幸を堪能できるっていう贅沢な体験ができる。

価格は割高なものもあるけど妥当な範囲

伊良部島まで商品を運んでいるコストがあるから、品物によっては宮古島のスーパーより割高に感じるものもあるっていうのは事実だ。特に贅沢品とか、特定のブランド品は、やはり離島価格になっている。

でもオリオンビールとか、基本的な食材とかは、宮古島のスーパーと同等価格で買えるから、全体的に見れば妥当な価格設定だと思う。むしろ、わざわざ宮古島まで往復する時間とガソリン代を考えたら、多少割高でも近場で買った方が得策っていう場合も多い。

「時間を買う」っていう考え方をすれば、まるきスーパーの価格は決して高すぎるわけじゃないって納得できる。

レストラン入江で食事も楽しめる

2階にあるレストラン入江は、海鮮料理や宮古そばが食べられるレストランで、ランチもディナーも営業している。伊良部の地元の食材を使った料理がリーズナブルに楽しめるから、観光客にも人気がある。

ランチ:11:30~14:30
ディナー:17:30~21:00(フードラストオーダー)、21:30(ドリンクラストオーダー)

伊良部海鮮丼なんかは、新鮮な魚介がたっぷり乗っていて、小鉢と味噌汁も付いてくるからボリューム満点だ。夜は居酒屋のような雰囲気で、地元の食材を使った料理とお酒が楽しめる。

まるきスーパーで買い物した後に、そのまま2階で食事っていう流れも便利だし、逆に食事の後にスーパーで翌日の食材を買って帰るっていうのもいい。

利用のコツと便利な使い方

まるきスーパーを上手に利用するためのコツをいくつか紹介しておく。

朝早めに行くとお弁当が充実

朝8時の開店直後から9時頃までに行くと、手作りのお弁当がたくさん並んでいるから、その日の昼食用に買っていくのがおすすめ。人気のお弁当は早めに売り切れることもあるから、確実に買いたいなら朝一番が狙い目だ。

惣菜は10時頃が豊富

惣菜を買いたいなら10時頃に行くと、種類が豊富に揃っている。地元の人も惣菜を買いに来る時間帯だから、何が人気なのかを観察するのも面白い。

オリオンビールは箱買いがお得

オリオンビールを何本も買うなら、箱買いした方が持ち運びも楽だし、価格的にもお得。宮古島のスーパーと同等価格だから、伊良部島に滞在中はここで買うのが賢い選択だ。

必要なものはリストアップしておく

店内はコンパクトだから、何が必要かリストアップしておくとスムーズに買い物できる。特に日用品で忘れ物があった時は、ここで揃えられるから安心だ。

地元の人と一緒に買い物する感覚を楽しむ

観光客として訪れるんだけど、地元の人と一緒に買い物している感覚を楽しむのがまるきスーパーの醍醐味。何気ない会話を交わしたり、地元の人が何を買っているかを見たりすることで、島の暮らしを垣間見ることができる。

周辺の観光スポットと組み合わせる

まるきスーパーで買い物した後に、周辺の観光スポットを巡るのもいい。

渡口の浜(車で10分)

伊良部島で一番人気のビーチで、真っ白な砂浜が美しい。まるきスーパーでお弁当を買って、渡口の浜で食べるっていうのが最高のランチプランだ。

佐和田の浜(車で15分)

日本の渚100選に選ばれているビーチで、津波石が点在する独特の景観が見られる。夕日が綺麗なスポットとしても有名だから、夕方に訪れるのがおすすめ。

牧山展望台(車で15分)

伊良部島で最も高い場所にある展望台で、宮古島や伊良部大橋が一望できる。まるきスーパーで飲み物を買って、展望台でゆっくり景色を眺めるのもいい。

17END(車で20分)

下地島空港の滑走路の端にある幻のビーチで、エメラルドグリーンの海が本当に美しい。飛行機の離着陸も見られるから、写真撮影にも最適だ。

まるきスーパーのメリットとデメリット

実際に何度も利用してみて感じた、まるきスーパーの良いところと注意が必要なところをまとめておく。

メリット

ホテルサウスアイランドの宿泊客には超便利
建物の1階にあるから、泊まっている人は下に降りるだけで買い物できる。

地元の暮らしが感じられる
地元の人と一緒に買い物することで、島の生活を体験できる。

惣菜とお弁当が手作りで美味しい
地元の食材を使った手作りの味が楽しめる。

年中無休で営業時間も長い
8時から20時まで営業していて、いつでも利用できる。

オリオンビールが宮古島と同じ価格
箱買いしても割高じゃないから、気軽に買える。

沖縄らしい商品が並ぶ
ポークたまごおにぎりとか、さんぴん茶とか、沖縄ならではの商品が手に入る。

駐車場が広い
ホテルの駐車場を利用できるから、停める場所に困らない。

デメリット

品揃えは限定的
コンパクトなスーパーだから、バリエーション豊かな選択肢は望めない。

一部の商品は割高
離島価格で、贅沢品や特定のブランド品は宮古島より高い。

特定のブランドは置いていない
お気に入りのブランドの商品が必ずあるとは限らない。

混む時間帯がある
地元の人が買い物に来る時間帯は、レジが混むこともある。

生鮮食品は品揃えが安定しない
新鮮な魚が並ぶのはタイミング次第で、いつでもあるわけじゃない。

よくある質問と回答

まるきスーパーについて、よく聞かれる質問をまとめて答えておく。

Q1: 営業時間は?
8:00~20:00で、年中無休。

Q2: 駐車場はある?
ホテルサウスアイランドの駐車場を利用できる。広くて停めやすい。

Q3: クレジットカードは使える?
使える。現金も使える。

Q4: お弁当は何時頃が豊富?
朝8時から9時頃が一番揃っている。人気商品は早めに売り切れることもある。

Q5: オリオンビールの価格は?
宮古島のスーパーと同等価格。箱買いもできる。

Q6: 土産物は買える?
レジの奥に土産物コーナーがあって、沖縄らしいお菓子などが買える。

Q7: 宿泊客じゃなくても利用できる?
できる。誰でも自由に利用できる。

Q8: 2階のレストランも利用できる?
できる。ランチとディナーの営業時間に行けば食事が楽しめる。

Q9: 宮古島のスーパーと比べて高い?
商品によっては割高だけど、基本的な食材やオリオンビールは同等価格。

Q10: コンビニ代わりに使える?
使える。伊良部島にはコンビニがないから、まるきスーパーがその役割を果たしている。

Q11: シモジスーパーとどっちがいい?
まるきスーパーの方がホテルと一体化していて便利だけど、シモジスーパーも地元密着型で魅力的。両方行ってみるのもいい。

Q12: 何を買うのがおすすめ?
ポークたまごおにぎり、惣菜、オリオンビール、さんぴん茶あたりが特におすすめ。

島の暮らしに触れる特別な体験

まるきスーパーは、単なる買い物の場所じゃなくて、伊良部島の暮らしに触れる入り口になっている。地元の人たちが普段使っているスーパーに、観光客として足を踏み入れることで、島の日常を垣間見ることができる貴重な体験だ。

初めて訪れた時の印象は今でもはっきり覚えていて、入口に並んだ島ぞうりを見た瞬間に「ああ、ここは観光地じゃなくて、地元の人の生活の場所なんだな」って実感した。店内に入ると、地元の人が普通に買い物していて、その中に混ざって商品を選ぶっていう体験が、なんだか新鮮で楽しかった。

惣菜コーナーで手作りのお弁当を選んでいる地元のおばあちゃんと目が合って、軽く会釈を交わしたり、レジで並んでいる時に「今日は暑いねえ」って声をかけられたり、そういう何気ないやり取りが、島の暮らしに少しだけ参加させてもらえているような感覚を与えてくれた。

ポークたまごおにぎりを初めて買った時は、「これ美味しいよ」ってレジの人に教えてもらって、実際にビーチで食べてみたら本当に美味しくて、それ以来すっかりハマってしまった。地元の人のおすすめを聞けるっていうのも、小さなスーパーならではの魅力だと思う。

オリオンビールを箱買いした時は、「泡盛も美味しいよ」って勧められて、試しに一本買ってみたら、これがまた島の夜に合う味で、ホテルの部屋で静かに飲む時間が最高の贅沢になった。

確かに品揃えは限定的だし、宮古島の大型スーパーに比べたら選択肢は少ないかもしれない。でも必要なものは揃っているし、何より地元の人たちの暮らしが感じられるっていう価値は、どんな大型スーパーにも代えがたいものがある。

伊良部島には「何もない」って言う人もいるけど、私は逆に「何もないからこそいい」って思う。コンビニがないから、地元のスーパーが大切にされている。大型スーパーがないから、小さなスーパーに人が集まってくる。それが島のコミュニティを作っているわけで、そこに観光客として参加させてもらえるのが、まるきスーパーの本当の魅力だと思う。

もしあなたが伊良部島に滞在する予定があるなら、ぜひまるきスーパーに立ち寄ってみてほしい。ホテルサウスアイランドの1階に降りて、入口の島ぞうりを横目に見ながら店内に入る。

地元の人たちと一緒に買い物をして、惣菜を選んで、オリオンビールを買って、ポークたまごおにぎりを手に取る。レジで「ありがとう」って言葉を交わして、買ったものを持ってビーチに向かう。

それだけのことなんだけど、その体験が島の暮らしを知る入り口になって、旅の思い出に彩りを添えてくれる。大型スーパーでは味わえない、地域密着型スーパーならではの温かさと、島の人たちの優しさに触れることができる。

何度訪れても、その温かさと地元の雰囲気に癒されて、また来たいなって思う。伊良部島の青い海と白い砂浜、そしてまるきスーパーでの何気ない買い物。これ全部が揃ったら、きっと忘れられない島旅になる。あなたもそんな旅を体験してみてほしい。