ドン・キホーテやマックスバリュへの買い出しガイド
伊良部島に長期滞在することになって、まずまるきスーパーに行ってみたら、思っていたよりコンパクトで「あれ、大型スーパーはないんだ」って気づいた瞬間から、宮古島への買い出しプランを考え始めていた。
必要最低限のものは揃っているんだけど、選択肢が少ないから、大量に買い物したいときとか、いろんな種類から選びたいときとか、お土産をまとめて買いたいときには、やっぱり物足りない感じがする。
伊良部大橋を渡れば宮古島に行けるって分かっていたから、初日の午後に思い切って車を走らせてみた。橋を渡って約20分、ドン・キホーテ宮古島店の看板が見えてきた瞬間に「これだよ、これ」って声が出てしまった。
伊良部島の大型スーパー事情と、宮古島への買い出しガイドを実際に何度も買い出しに行った経験をもとに詳しく紹介していく。伊良部大橋の通行時間、宮古島の大型スーパー、買い出しのコツについて実際の体験談を交えながら書いていくので、伊良部島に長期滞在する予定がある人はぜひ参考にしてほしい。
伊良部島に大型スーパーはないけど小規模スーパーはある
伊良部島には、セブンイレブンもファミリーマートもローソンもなくて、大型スーパーもドラッグストアもない。でも小規模なスーパーと商店はあるから、最低限の買い物はできるようになっている。
まるきスーパーとシモジスーパー
伊良部島にあるスーパーは、まるきスーパーとシモジスーパーの2軒だけ。
まるきスーパー
住所:沖縄県宮古島市伊良部字伊良部1493-1
営業時間:8:00~20:00
特徴:ホテルサウスアイランドの1階、地元密着型
シモジスーパー
住所:沖縄県宮古島市伊良部伊良部22
営業時間:7:30~20:00
特徴:伊良部島北側、地元で獲れた魚が並ぶこともある
どちらもコンパクトなスーパーで、惣菜やお弁当、飲み物、パン、カップ麺、お菓子、調味料、日用品といった必要最低限のものは揃っている。ちょっとした買い物なら問題ないし、地元の人たちはこの2軒で日常の買い物を済ませているわけだから、普通に生活する分には困らない。
私も最初の数日は島のスーパーだけで済ませていたんだけど、だんだん「もっといろんな種類から選びたいな」って思うようになって、宮古島への買い出しを考え始めた。
選択肢が少ないのが課題
島のスーパーの一番の課題は、選択肢が少ないということに尽きる。例えばシャンプーを買いたいと思っても、置いてあるのは2~3種類だけで、自分の好みのブランドがあるとは限らない。食材も同じで、特定の調味料が欲しいと思っても、取り扱っていないことがある。
大量買いしたいときも厳しくて、オリオンビールを箱買いするくらいならいいけど、バーベキュー用の食材を大量に揃えるとか、週末のパーティー用に色々買い込むとかは、品揃えの関係で難しい。
お土産を大量に買いたい時も、島のスーパーだけでは種類が限られているから、宮古島の大型スーパーに行った方が選択肢が広がる。
何もないからこそいい面もある
とはいえ、伊良部島に「何もない」ことは、必ずしも悪いことじゃない。コンビニがないから静かだし、大型スーパーがないから落ち着いている。観光地化されすぎていない自然なままの島の雰囲気が残っているのは、何もないからこそだと思う。
買い物に関しては工夫が必要だけど、それも島暮らしの一部だと考えれば、むしろ楽しめる要素になる。宮古島への買い出しドライブを計画して、伊良部大橋を渡って、大型スーパーで買い物して帰ってくるっていうのも、島滞在の醍醐味の一つだ。
宮古島への買い出しは伊良部大橋を渡るだけ
伊良部島から宮古島への買い出しは、伊良部大橋を渡るだけだから本当に簡単で、長期滞在する場合や大量に買い物したい場合は、積極的に宮古島まで足を伸ばすのがおすすめだ。
伊良部大橋は全長3,540メートル
伊良部大橋は2015年1月31日に開通した、宮古島と伊良部島を結ぶ全長3,540メートルの橋で、無料で渡れる橋としては日本最長を誇っている。総事業費399億円という巨額の費用をかけて建設されたこの橋のおかげで、それまでフェリーでしか行けなかった伊良部島に車で簡単に渡れるようになった。
橋を車で渡る所要時間は約5分で、その間ずっと両側にエメラルドグリーンの宮古ブルーが広がっているから、ドライブ自体がすごく気持ちいい。買い出しに行くだけなのに、毎回この景色を楽しめるっていうのは贅沢な体験だと思う。
宮古島中心部まで約15~20分
伊良部大橋を渡って宮古島中心部(平良地区)まで、車で約15~20分という近さだから、気軽に買い出しに行ける。伊良部島のホテルから出発して、橋を渡って、ドン・キホーテやマックスバリュで買い物して帰ってくるっていう往復でも、1時間半から2時間あれば十分だ。
観光ついでに買い物するっていうプランも立てやすくて、宮古島の観光スポットを巡った後に大型スーパーで買い物して帰るとか、逆に朝一番に買い出しに行ってから観光するとか、柔軟にスケジュールを組める。
私も最初は「買い出しのためだけに宮古島まで行くのは面倒かな」って思っていたけど、実際に行ってみたら全然面倒じゃなくて、むしろドライブが楽しいから定期的に行くようになった。
宮古島の大型スーパーは品揃え豊富
宮古島には、ドン・キホーテ、マックスバリュ、メイクマン、ビッグワン、サンエーショッピングタウンなど、大型スーパーやホームセンターが揃っていて、何でも手に入る環境が整っている。

ドン・キホーテ宮古島店が圧倒的に便利
住所:沖縄県宮古島市平良字西里1282
営業時間:8:00~翌2:00
定休日:無休
電話番号:0570-073-511
ドン・キホーテ宮古島店は、国内初の「島」出店として2016年にオープンした店舗で、約4万7000品目の商品が並ぶ圧倒的な品揃えが魅力だ。食品、日用消耗品、化粧品、家電、家庭雑貨品など、あらゆるニーズに応えてくれる。
私が初めて行ったときの印象は「めちゃくちゃ大きい」っていうのと「何でも揃ってる」っていう驚きで、伊良部島のスーパーとは規模が全く違うから、買い物の選択肢が一気に広がった感覚があった。
お土産コーナーが充実している
入店してすぐ左側に宮古島のお土産コーナーがあって、観光客にも地元の人にも人気になっている。宮古島のスーパーマーケットでは定価で売られているお土産品も少し割引されているから、お得に購入できるのが嬉しい。
雪塩、マンゴー商品、黒糖、宮古そば、泡盛など、定番のお土産が一通り揃っているから、まとめ買いするならここが一番効率的だ。私も帰る前日にここで大量にお土産を買い込んで、宅配便で送った。
マリンレジャー用品が年中常設
年間を通してマリンレジャー用品が常設されているから、観光客がいつでも必要なアイテムを購入できる。シュノーケルセット、浮き輪、ビーチサンダル、ラッシュガード、日焼け止めなど、海遊びに必要なものが全部揃っている。
これは宮古島ならではの特徴で、本土のドン・キホーテだと夏場しかマリンレジャー用品を置いていないけど、ここは一年中置いてあるから、何かを忘れてきても現地調達できる安心感がある。
野菜コーナーが八百屋さんみたい
まるで八百屋さんがそのまま入っているかのような充実した野菜コーナーがあって、宮古島産の新鮮な野菜やフルーツも豊富に揃っている。伊良部島のスーパーだと野菜の種類が限られているけど、ここなら自炊派の人も満足できる品揃えだ。
肉や魚介類も同じ場所で購入できるから、バーベキュー用の食材を一度に揃えるのにも便利。私もバーベキューをする時は、必ずここで食材を調達していた。
お弁当コーナーもボリューム満点
ボリュームたっぷりのお弁当コーナーもあって、手軽に美味しい食事を楽しめる。旅行中の食事や、ビーチで食べるランチに最適で、値段も手頃だから重宝する。
営業時間が長いから便利
毎日午前8時から翌日の午前2時まで営業しているから、遅い時間でも買い物できる利便性が魅力だ。観光の合間や夜間の急な買い物にも対応できるし、夜遅くまで遊んでから買い物して帰るっていうこともできる。
私も夜9時過ぎに「明日の朝食用のパンがない」って気づいて、慌てて買いに行ったことがあるけど、普通に開いていて助かった。
薬屋コーナーもある
薬屋コーナーもあって、薬剤師や登録販売者在勤時には医薬品も購入できる。体調を崩した時や、急に薬が必要になった時に便利だ。
マックスバリュ宮古西里店は24時間営業
住所:沖縄県宮古島市平良字西里1290
営業時間:24時間
定休日:無休
電話番号:0980-74-2255
マックスバリュ宮古西里店は、宮古島で唯一の24時間営業スーパーで、ドン・キホーテの隣にあるから徒歩3分で行ける。ドン・キホーテが閉まっている午前2時から8時までの間も営業しているから、本当にいつでも買い物できる安心感がある。
私も早朝に出発する予定があった日の前夜、午前3時頃に「水とおにぎりを買っておこう」って思って行ったら、普通に営業していて、しかもそれなりにお客さんがいて驚いた。24時間営業のありがたさを実感した瞬間だった。
スーパーマーケットとしての品揃えも充実していて、食品、日用品、お土産など、必要なものはほぼ揃っている。特に食材の鮮度がいいから、自炊派の人にはおすすめだ。
メイクマン宮古店はホームセンター
住所:沖縄県宮古島市平良字西里1290
営業時間:9:00~21:00
メイクマンは沖縄のホームセンターで、ドン・キホーテのすぐ裏手にあるから、ドン・キホーテで買い物した後に立ち寄るのに便利だ。ホームセンターということで、食器類、寝具、自転車、ペット用品、車用品、マリンレジャー用品、アウトドア用品など、幅広い商品が揃っている。
ドン・キホーテで見つからなかったものを探すのにも使えるし、キャンプ用品とかバーベキュー用品を揃えるのにも最適だ。
その他の大型スーパー
サンエーショッピングタウン宮古
沖縄の大手スーパーマーケットチェーンで、食品館と衣料館に分かれている。衣料館には化粧品コーナーと100円ショップが入っているから、化粧品の忘れ物があった場合や日用品が足りなくなった場合に役立つ。
ビッグワン宮古店
地元密着型のディスカウントストアで、食品や日用品が安く買える。
あたらす市場
宮古島の新鮮な食材や特産品が揃う市場で、地元の雰囲気を楽しみながら買い物できる。
買い出しのコツと効率的なプラン
宮古島への買い出しを効率的にするためのコツをいくつか紹介しておく。

ドン・キホーテとマックスバリュはセットで回る
ドン・キホーテとマックスバリュは徒歩3分の距離にあるから、両方セットで回るのが効率的だ。ドン・キホーテで日用品やお土産を買って、マックスバリュで生鮮食品を買うっていう使い分けをすると、それぞれの得意分野を活かせる。
私もいつもこの2軒をセットで回っていて、ドン・キホーテで雑貨類とお土産を買って、マックスバリュで野菜と肉を買って帰るっていうルーティンができていた。
メイクマンも近いから一緒に回れる
ドン・キホーテのすぐ裏手にメイクマンがあるから、ホームセンターで買いたいものがある時は、一緒に回れる。特にアウトドア用品とかバーベキュー用品が必要な時は、メイクマンも覗いてみるといい。
買い物リストを作っておく
伊良部島で「あれが足りない、これが欲しい」って思ったことをメモしておいて、買い物リストを作ってから宮古島に行くと効率的だ。大型スーパーに行くと、ついつい余計なものまで買ってしまうから、リストがあると無駄遣い防止にもなる。
クーラーボックスを持参する
生鮮食品を買う時は、クーラーボックスを車に積んでいくと便利だ。特に夏場は車内が暑くなるから、クーラーボックスに保冷剤を入れておけば、食材が傷む心配がない。
私も最初はクーラーボックスを持っていかなくて、魚が傷んでしまったことがあって、それ以来必ず持参するようにしている。
観光とセットで計画する
買い出しだけのために宮古島に行くのはもったいないから、観光とセットで計画するのがおすすめだ。例えば午前中に宮古島の観光スポットを巡って、午後に買い出しをして伊良部島に戻るとか、逆に朝一番に買い出しをしてから観光するとか、柔軟にプランを組める。
私も買い出しのついでに、砂山ビーチに寄ったり、東平安名崎に行ったりして、観光も楽しんでいた。
伊良部大橋の通行は快適
伊良部大橋を渡るのは本当に快適で、両側に広がる宮古ブルーを眺めながらのドライブは、何度走っても飽きない。橋の途中には駐車スペースがあるけど、緊急時以外は駐車禁止だから、景色を楽しむなら橋のたもとの駐車場に停めて写真を撮るのがいい。
風が強い日は横風に注意が必要だけど、基本的には走りやすい橋だから、運転に不安がある人でも問題ない。
長期滞在なら週1回の買い出しがおすすめ
伊良部島に長期滞在する場合は、週1回程度のペースで宮古島に買い出しに行くのがおすすめだ。1週間分の食材や日用品をまとめて買って、あとは島のスーパーで足りないものを補充するっていうスタイルが、一番効率的で快適だと思う。
私も2週間滞在した時は、最初の週末に大量に買い出しをして、2週目にもう一度買い出しに行くっていうペースで過ごしていた。島のスーパーは毎日のちょっとした買い物に使って、宮古島は週1回のまとめ買いに使うっていう使い分けが、ちょうどいいバランスだった。

伊良部島のメリットとデメリット
実際に長期滞在してみて感じた、伊良部島の買い物に関するメリットとデメリットをまとめておく。
メリット
静かで落ち着いた環境
大型スーパーもコンビニもないから、静かで落ち着いた時間を過ごせる。
地元のスーパーで島の暮らしが感じられる
まるきスーパーやシモジスーパーで、地元の人と一緒に買い物することで、島の生活を体験できる。
宮古島まで近い
伊良部大橋を渡れば約20分で宮古島中心部に着くから、大型スーパーへのアクセスが良い。
買い出しドライブが楽しい
伊良部大橋を渡るドライブ自体が楽しいから、買い出しが苦にならない。
観光とセットにできる
買い出しのついでに宮古島観光もできるから、一石二鳥だ。
デメリット
島内に大型スーパーがない
選択肢が少ないから、特定のブランドの商品が欲しい時には困る。
宮古島まで行く手間がかかる
往復で1時間半から2時間かかるから、頻繁に行くのは面倒に感じることもある。
ガソリン代がかかる
週1回買い出しに行くとして、月4回の往復でそれなりにガソリン代がかかる。
車がないと厳しい
公共交通機関が少ないから、車がないと宮古島への買い出しは難しい。
よくある質問と回答
伊良部島の買い出しについて、よく聞かれる質問をまとめて答えておく。
Q1: 伊良部島に大型スーパーはある?
ない。あるのはまるきスーパーとシモジスーパーの2軒だけ。
Q2: コンビニは?
伊良部島にはコンビニが一軒もない。
Q3: 宮古島まで何分かかる?
伊良部大橋を渡って宮古島中心部まで、車で約15~20分。
Q4: ドン・キホーテは何時まで営業?
午前8時から翌2時まで。
Q5: マックスバリュは24時間営業?
宮古西里店は24時間営業。
Q6: お土産はどこで買うのがおすすめ?
ドン・キホーテのお土産コーナーが充実していて、少し割引されているからお得。
Q7: 生鮮食品はどこで買う?
マックスバリュが鮮度が良くておすすめ。
Q8: 車がないと買い出しは難しい?
難しい。公共交通機関が少ないから、車は必須。
Q9: 長期滞在ならどのくらいの頻度で買い出しに行くべき?
週1回程度のペースで宮古島に買い出しに行くのがおすすめ。
Q10: ドン・キホーテとマックスバリュは近い?
徒歩3分の距離にあるから、セットで回るのが効率的。
Q11: メイクマンは何が買える?
ホームセンターで、アウトドア用品、バーベキュー用品、食器、寝具など幅広い商品が揃っている。
Q12: 伊良部大橋の通行料金は?
無料。
島暮らしの工夫を楽しむ
伊良部島に長期滞在して感じたのは、大型スーパーがないことは不便だけど、それを工夫で乗り越える過程が楽しいっていうことだった。
初めて島のスーパーに行った時は「選択肢少ないな」って思ったけど、週1回宮古島に買い出しに行くっていうルーティンを確立してからは、それが島暮らしのリズムの一部になって、むしろ楽しみになっていた。
伊良部大橋を渡って宮古ブルーを眺めながらドライブして、ドン・キホーテで大量に買い物して、マックスバリュで新鮮な食材を選んで、メイクマンでキャンプ用品を物色して、買い物袋いっぱいに詰め込んだ荷物を車に積んで、また伊良部大橋を渡って島に帰ってくる。その一連の流れが、週末の定番行事になっていた。
確かに島内に大型スーパーがあれば便利だとは思うけど、でもそれだと宮古島に行く理由が減ってしまうわけで、買い出しのついでに宮古島観光も楽しめるっていう今のスタイルが、結果的には良かったなって思う。
島のスーパーは日常のちょっとした買い物に使って、宮古島は週末のまとめ買いに使うっていう使い分けができるようになってからは、不便さを感じることもなくなった。むしろ地元のスーパーで島の人たちと一緒に買い物することで、島の暮らしを体験できるっていう価値に気づけた。
もしあなたが伊良部島に長期滞在する予定があるなら、最初は「大型スーパーがない」って不安に思うかもしれないけど、大丈夫だって伝えたい。週1回宮古島に買い出しに行けば、必要なものは全部揃うし、そのドライブ自体が楽しい体験になる。
伊良部大橋を渡って宮古島に向かう時の開放感、ドン・キホーテで大量に買い物する満足感、マックスバリュで新鮮な食材を選ぶワクワク感、そして買い物袋を抱えて島に帰ってくる充実感。これ全部が、島暮らしの楽しみの一部になる。
何もないって言われる伊良部島だけど、何もないからこそ、工夫する楽しさがあって、宮古島への買い出しドライブが特別なイベントになる。あなたもそんな島暮らしを体験してみてほしい。

