伊良部島シンビジ|天国へ続く白い階段と海

  1. 絶景に心奪われる穴場スポット
  2. シンビジって何?
    1. 名前の由来
    2. どんな場所?
    3. どこにあるの?
  3. シンビジへの行き方
    1. 車でのアクセス
    2. 駐車場
    3. 駐車場から海へ
  4. シンビジの魅力
    1. 白い階段とコバルトブルーの海
    2. 圧倒的な静けさ
    3. 手つかずの自然
    4. 夕日の美しさ
    5. 透明度抜群の海
  5. シンビジを訪れる時の注意点
    1. 2人以上で行く
    2. 靴選びが重要
    3. 満潮時は注意
    4. 飲み物とゴミの持ち帰り
    5. 滑りやすいので注意
    6. トイレは事前に
    7. 日焼け対策
  6. シンビジでの過ごし方
    1. ただ眺める
    2. 写真を撮る
    3. 海に入る
    4. 静かに瞑想
  7. シンビジ周辺のおすすめスポット
    1. フナウサギバナタ
    2. 白鳥崎
    3. 通り池
    4. 渡口の浜
    5. Cafe やまねこ
  8. シンビジを含む1日モデルコース
    1. 午前:シンビジ+フナウサギバナタ
    2. 昼:ランチと通り池
    3. 午後:ビーチでのんびり
  9. シンビジの歴史と地元の人々との関わり
    1. 神聖な場所としての歴史
    2. 地元の人々の思い
  10. シンビジのベストシーズン
    1. 春(3月~5月)
    2. 夏(6月~8月)
    3. 秋(9月~11月)
    4. 冬(12月~2月)
  11. シンビジを訪れた人々の声
  12. よくある質問(FAQ)
    1. Q1: シンビジの入場料はかかりますか?
    2. Q2: トイレはありますか?
    3. Q3: シャワーはありますか?
    4. Q4: 一人で行っても大丈夫ですか?
    5. Q5: 子供連れでも行けますか?
    6. Q6: 雨の日でも行けますか?
    7. Q7: 泳げますか?
    8. Q8: 夕日は見られますか?
    9. Q9: 所要時間はどのくらいですか?
    10. Q10: 車以外でアクセスできますか?
  13. シンビジは「何もない」贅沢を味わえる場所

絶景に心奪われる穴場スポット

初めてシンビジの階段を見た時、思わず立ち止まってしまった。真っ白な階段が、そのままコバルトブルーの海へと続いていて、「ここ、本当に現実なの?」って疑ったくらい美しかったんです。

でも、そこにたどり着くまでが結構大変でした。ジャングルみたいな草むらを歩いて、「本当にこの道で合ってるのかな」って不安になりながら進んで。それでも、その先に待っていた景色を見た瞬間、「来てよかった」って心から思いました。

伊良部島の隠れた絶景スポット「シンビジ」について、実際に何度も訪れた私が、詳しく紹介していきます。場所、行き方、注意点、楽しみ方、周辺スポット。全部書きます。

もしあなたが伊良部島で「観光客の少ない、本当に美しい場所」を探しているなら、シンビジは絶対に訪れてほしい場所です。人混みを避けて、静かに海と向き合える、特別なスポットですから。

シンビジって何?

シンビジは、伊良部島の北部にある、海へと続く白い階段が特徴的な絶景スポットです。

名前の由来

「シンビジ」という名前は、伊良部島の方言で「白い浜」を意味するそうです。地元の人にとっては、昔から神聖な場所として大切にされてきた場所で、儀式を行う場所でもあったんだとか。そういう歴史を知ると、この場所の静けさとか、神秘的な雰囲気に、なんだか納得しちゃいますよね。

どんな場所?

シンビジの一番の特徴は、やっぱり海へと続く白い階段です。崖の上から海まで、真っ白な階段がまっすぐ降りていて、その先には透明度抜群のコバルトブルーの海が広がっています。まるで映画のワンシーンみたいで、「天国へ続く階段」って呼ぶ人もいるくらい。

階段の周りは岩場になっていて、満潮時には階段の下の方が海に浸かります。その光景がまた幻想的で、海と階段が一体化したような、不思議な美しさがあるんです。

観光地として整備されているわけじゃないので、看板も派手な案内もありません。だからこそ、人が少なくて静か。のんびりと海を眺めたり、波の音を聞いたり、自然と向き合える場所なんです。

どこにあるの?

シンビジは、伊良部島の北部、白鳥崎と展望台「フナウサギバナタ」の間にあります。伊良部大橋を渡って島に入ったら、海岸沿いの道をぐるっと回って北側へ。車で15分くらいです。

ただ、場所がちょっと分かりづらい。Googleマップでは「シンビジ」で検索すると出てくるんですけど、現地には入口の標識とかがほとんどないので、初めて行く時はドキドキしました。「本当にここで合ってる?」って何度も思いながら進んだ記憶があります。

シンビジへの行き方

シンビジにたどり着くまでの道のりを、詳しく説明します。

車でのアクセス

シンビジへは、車で行くのが基本です。レンタカーを借りて、伊良部島の北側をぐるっと回る海岸道路を走ります。

伊良部大橋を渡って伊良部島に入ったら、佐良浜港方面へ。そこから北に向かって海岸沿いの道を走ります。途中、白鳥崎とかフナウサギバナタの案内標識が出てくるので、フナウサギバナタの手前で、海側に降りる細い道を探します。

その細い道の目印が、ウッド調の防護柵です。普通の白いガードレールが続く道の中で、突然ウッド調の防護柵が出てくるので、「あれ?ここだけ雰囲気違う」ってすぐ分かると思います。そのウッド調の防護柵の間に、海側へ降りる道があります。

駐車場

細い道を下っていくと、突き当たりに小さな駐車スペースがあります。車4台分くらいしか停められません。舗装されてない砂利道で、正直、「ここで合ってるのかな」ってちょっと不安になる雰囲気です。

私が初めて行った時も、駐車場に着いて「え、ここ?本当に観光スポットなの?」って思いました。不法投棄が多い場所みたいで、草むらの中にゴミが落ちてたりして、うっそうとした感じ。でも、その先に絶景が待ってるので、ここで諦めちゃダメです。

駐車場は無料です。ただ、本当に4台分しかないので、混雑する時期や時間帯は停められないこともあるかもしれません。私は平日の午前中に行ったので、他に車は1台だけでした。

駐車場から海へ

駐車場に車を停めたら、そこからシンビジの海まで歩きます。徒歩3分くらいなんですけど、この3分が結構ドキドキします。

駐車場から20メートルくらい道を戻ったところ、ちょうど道がカーブになってる辺りに、ジャングルへの入口があります。草で覆われていて、最初は「え、ここ?」ってなります。でも、よく見ると舗装された道が続いているので、草をかき分けて進んでいきます。

この草むらを歩いてる時、「宮古島にハブがいなくて良かった」って何度も思いました。沖縄本島ならこんな草むらを歩くの怖いですけど、宮古島にはハブがいないので、その点は安心です。

少し歩くと、またウッドの柵が出てきます(草でほとんど見えませんけど)。その柵沿いの道を進んでいくと、視界が開けて、目の前にシンビジの階段と海が現れます。

草むらを抜けて海に向かう女性のイラスト

シンビジの魅力

シンビジの何が良いのか、実際に訪れて感じた魅力を書いていきます。

白い階段とコバルトブルーの海

シンビジの一番の魅力は、やっぱり白い階段とコバルトブルーの海のコントラストです。真っ白な階段が、そのまま透明度の高い海へと続いていて、その光景がもう、言葉にならないくらい美しい。

階段は石でできていて、少し古びた感じがあります。でも、その古びた感じが逆に味があって、「ずっと昔からここにあったんだな」って思わせてくれるんです。海のエメラルドグリーンからコバルトブルーへのグラデーションが、階段の白さを引き立てて、まるで絵画みたいな風景を作り出しています。

私が行った時は、潮が引いていて、階段の下まで全部見えました。階段を降りていくと、そのまま海の中に入っていける感じ。満潮時は階段の下の方が海に浸かるそうなので、その時はまた違った光景が見られるんでしょうね。

圧倒的な静けさ

シンビジの二つ目の魅力は、圧倒的な静けさです。人がほとんどいません。私が訪れた時も、他には1組のカップルがいただけでした。

観光地って、どうしても人が多くてザワザワしてるじゃないですか。でも、シンビジは違います。波の音と風の音だけ。たまに鳥の鳴き声が聞こえるくらい。その静けさの中で海を眺めていると、「ああ、伊良部島に来て良かったな」って、しみじみ思います。

この静けさが、シンビジを特別な場所にしているんだと思います。誰にも邪魔されずに、自然と向き合える。都会の喧騒を忘れて、心をリセットできる。そういう場所です。

手つかずの自然

シンビジには、トイレもシャワーも東屋もありません。自動販売機もないし、売店もない。本当に、何もないんです。でも、それがいい。

観光地として整備されてないからこそ、自然がそのまま残っています。岩場も、草むらも、階段も、すべてが自然のまま。人の手が加わっていない風景だからこそ、美しいんだと思います。

ただ、何もないっていうのは、準備が必要っていうことでもあります。飲み物は必ず持っていった方がいいし、トイレも事前に済ませておくべきです。私は、行く前にコンビニで飲み物を買って、ファミリーマートのトイレを借りてから向かいました。

夕日の美しさ

シンビジは、夕日も美しいそうです。私はまだ夕方に行ったことがないんですけど、SNSで見る夕日の写真が本当に綺麗で、次は絶対に夕方に行こうと思ってます。

西向きの海なので、夕日が海に沈む瞬間を見られるんです。白い階段とオレンジ色に染まる海が、また違った美しさを見せてくれるんだろうなって想像します。

ただ、夕方に行く時は、明るいうちに到着するように計画した方がいいですね。暗くなってから草むらを歩くのは、さすがに怖いですから。

透明度抜群の海

シンビジの海は、透明度が抜群です。階段の上から見下ろしても、海底がくっきり見えるくらい。リーフの内側なので波も穏やかで、水面がキラキラと光を反射して、本当に美しい。

ただ、魚はそれほど多くないそうです。シュノーケリングスポットとしては、他の場所(中の島ビーチとか)の方がいいかもしれません。シンビジは、「泳ぐ」より「眺める」場所ですね。

海に入ることもできますけど、岩がゴツゴツしていて尖っているので、裸足や柔らかいマリンシューズだと足裏が痛いです。もし海に入るなら、しっかりしたマリンシューズを履いた方がいいですよ。

シンビジを訪れる時の注意点

シンビジは素晴らしい場所ですけど、訪れる時にはいくつか注意が必要です。

2人以上で行く

シンビジは、人通りが少ない場所です。私が行った時も、他には1組しかいませんでした。だから、1人で行くのはおすすめしません。もし何かあった時、助けを呼ぶのが難しいですから。

必ず2人以上で行きましょう。友達や家族と一緒なら、安心して楽しめます。私も友達と2人で行きました。

靴選びが重要

シンビジへは、草むらを歩いて行きます。だから、サンダルやヒールは絶対にダメ。スニーカーとか、歩きやすい靴で行きましょう。

階段を降りて海に入る予定なら、マリンシューズが必須です。岩が尖っているので、裸足だと足裏が痛くて歩けません。KEENのサンダルみたいな、しっかりしたものがおすすめです。

私は最初、普通のビーチサンダルで行こうとしたんですけど、友達に「絶対やめた方がいい」って止められて、スニーカーで行きました。正解でした。草むらの中を歩く時、ビーチサンダルだと絶対に滑ってましたから。

満潮時は注意

階段は、満潮時には下の方が海に浸かります。だから、満潮の時間に行くと、階段全体を見ることができません。それはそれで幻想的な光景なんでしょうけど、階段を降りて海に入りたいなら、干潮の時間を狙った方がいいです。

潮の満ち引きは、事前にネットで調べられます。「宮古島 潮見表」で検索すれば、その日の満潮・干潮の時間が分かるので、計画を立てやすいですよ。

飲み物とゴミの持ち帰り

シンビジには、自動販売機も売店もありません。だから、飲み物は必ず持っていきましょう。特に夏場は、熱中症対策が重要です。私は、500mlのペットボトルを2本持っていきました。

それから、ゴミは必ず持ち帰ってください。シンビジはゴミ箱もありません。自分が出したゴミは、自分で持ち帰る。これ、基本中の基本ですけど、大事なことです。

駐車場に不法投棄のゴミが多いのを見て、「こういうのって本当に残念だな」って思いました。せっかくの美しい場所を、汚さないようにしたいですよね。

階段に座って海を眺める女性

滑りやすいので注意

階段は、満潮時に海に浸かると濡れて滑りやすくなります。それに、階段の表面が少しザラザラしているので、転んだら怪我をする可能性もあります。

階段を降りる時は、手すりがないので、ゆっくり慎重に降りましょう。特に、カメラを持ちながら降りるのは危ないです。私は、階段を降りる前に写真を撮って、降りる時は両手をフリーにしました。

トイレは事前に

シンビジには、トイレがありません。一番近いトイレは、おそらくファミリーマート宮古伊良部店か、周辺のカフェです。

私は、行く前にファミリーマートのトイレを借りました。シンビジで1時間くらい過ごす予定なら、事前にトイレを済ませておくのが安心です。

日焼け対策

シンビジは、日陰がほとんどありません。階段も岩場も、直射日光をモロに浴びます。だから、日焼け対策は必須です。

日焼け止めを塗って、帽子をかぶって、できればラッシュガードも着た方がいいです。私は、日焼け止めを塗っていったんですけど、それでも少し焼けちゃいました。

シンビジでの過ごし方

シンビジで、どんな風に過ごすのがおすすめか、私の体験をもとに書いていきます。

ただ眺める

シンビジでの一番のおすすめは、「ただ眺める」ことです。階段に座って、海を眺める。それだけで、十分に幸せな時間を過ごせます。

私は、階段の途中に腰掛けて、30分くらいずっと海を眺めていました。波の音を聞きながら、風を感じながら、何も考えずに。そういう時間って、普段の生活ではなかなか取れないじゃないですか。だからこそ、貴重なんです。

友達は、「何もしないって、こんなに贅沢なことなんだね」って言ってました。本当に、そうだと思います。

写真を撮る

シンビジは、写真映えするスポットです。白い階段とコバルトブルーの海、そのコントラストが本当に美しくて、どこを撮っても絵になります。

おすすめの撮影ポイントは、階段の上から見下ろすアングルです。階段全体と海が一枚の写真に収まって、「天国へ続く階段」っていう雰囲気が出ます。

それから、階段の途中に座って、海をバックに自撮りするのもいいですね。私は、友達に撮ってもらいました。後ろに広がる海が、本当に綺麗に写って、インスタに載せたら「ここどこ?」ってめちゃくちゃ聞かれました。

海に入る

干潮の時間なら、階段を降りて海に入ることもできます。ただ、岩がゴツゴツしているので、マリンシューズは必須です。

私は、足だけ海に浸けました。透明度が高くて、足元がくっきり見えます。水温も、ちょうどいい感じ。冷たすぎず、ぬるすぎず。

シュノーケリングもできなくはないですけど、魚はそれほど多くないので、「泳ぐ」目的なら他のビーチの方がいいかもしれません。シンビジは、「景色を楽しむ」場所ですね。

静かに瞑想

シンビジの静けさは、瞑想に最適です。波の音だけが聞こえる空間で、目を閉じて深呼吸。日頃のストレスとか、モヤモヤした気持ちとか、そういうのが全部流れていく感じがします。

私は瞑想とかヨガとか、あまりやったことなかったんですけど、シンビジで座っていたら、自然と目を閉じて深呼吸してました。友達も、「ここ、なんか落ち着くよね」って言ってて、2人で無言で座ってる時間がありました。

それって、普段の観光ではなかなかない体験ですよね。「次はどこ行く?」「写真撮らなきゃ」って、いつも忙しく動いてるけど、シンビジでは、そういうのを全部忘れて、ただその場にいる。それが、心地良かったです。

シンビジ周辺のおすすめスポット

シンビジを訪れる前後に、立ち寄れる周辺スポットを紹介します。

フナウサギバナタ

フナウサギバナタは、シンビジから車で5分くらいのところにある展望台です。サシバという鳥の形をしていて、伊良部島で一番高い場所にあります。

ここからの眺めが本当に素晴らしい。伊良部大橋、宮古島、晴れていれば池間島や来間島まで見えます。360度のパノラマビューで、「伊良部島って、こんなに美しい島なんだ」って実感できる場所です。

シンビジに行く前に、まずフナウサギバナタで伊良部島全体の景色を楽しんで、それからシンビジに向かうっていうルートがおすすめです。

白鳥崎

白鳥崎も、シンビジの近くにある岬です。こちらも絶景スポットで、断崖絶壁から海を見下ろせます。

シンビジから車で10分くらい。白い灯台が目印です。ここも人が少なくて静かな場所なので、シンビジと合わせて訪れると、伊良部島の北部をじっくり楽しめます。

通り池

通り池は、伊良部島を代表する観光スポットです。国の名勝及び天然記念物に指定されていて、2つの池が海とつながっている不思議な地形が特徴です。

シンビジから車で15分くらい。別名「龍の目」と呼ばれていて、パワースポットとしても人気があります。シンビジとは全く違う雰囲気の場所ですけど、どちらも伊良部島の自然の美しさを感じられるスポットです。

渡口の浜

渡口の浜は、伊良部島で一番有名なビーチです。白い砂浜と透明度抜群の海が広がっていて、泳ぐのに最適です。

シンビジから車で10分くらい。シンビジで景色を楽しんだ後、渡口の浜で泳ぐっていうプランもいいですね。渡口の浜には、トイレもシャワーもあるので、設備面でも安心です。

Cafe やまねこ

シンビジを訪れた後、一息つきたいなら、Cafe やまねこがおすすめです。インスタ映えするスイーツが人気で、シンビジ帰りに立ち寄る観光客が多いそうです。

私はまだ行ったことないんですけど、次回は絶対に寄ろうと思ってます。シンビジで自然を満喫した後、カフェでまったり。最高の流れじゃないですか。

ドライブ中に景色を楽しむ女性

シンビジを含む1日モデルコース

シンビジを含めた、伊良部島北部を楽しむ1日モデルコースを提案します。

午前:シンビジ+フナウサギバナタ

9:00 ファミリーマート宮古伊良部店
まずはファミリーマートで飲み物とお菓子を買って、トイレを済ませます。シンビジには何もないので、ここで準備を整えましょう。

9:30 フナウサギバナタ
展望台で伊良部島全体の景色を楽しみます。30分くらい滞在して、写真も撮りましょう。

10:30 シンビジ
メインスポット、シンビジに到着。階段に座って海を眺めたり、写真を撮ったり、ゆっくり過ごします。1時間くらい滞在するのがおすすめです。

昼:ランチと通り池

12:00 伊良部島のカフェでランチ
Cafe やまねことか、伊良部島のカフェでランチ。地元の食材を使った料理を楽しみましょう。

13:30 通り池
国の名勝、通り池を見学。神秘的な池の景色に癒されます。30分くらい滞在。

午後:ビーチでのんびり

14:30 渡口の浜
伊良部島で一番有名なビーチ、渡口の浜で泳ぎます。透明度抜群の海を楽しみましょう。

16:00 17END
下地島の絶景スポット、17ENDへ。夕方の海は、また違った美しさがあります。

17:30 夕日鑑賞
どこかの海岸で夕日を眺めて、1日を締めくくります。

このコースなら、伊良部島と下地島の主要スポットを、無理なく回れます。ただ、シンビジでゆっくり過ごしたいなら、午前中はシンビジだけに時間を使うのもありですね。

シンビジの歴史と地元の人々との関わり

シンビジは、ただの観光スポットではありません。地元の人々にとって、特別な意味を持つ場所なんです。

神聖な場所としての歴史

シンビジは、昔から地元の人々にとって神聖な場所でした。「シンビジ」という名前が「白い浜」を意味することからも分かるように、この場所は白い砂と美しい海が特徴的で、古くから特別視されてきました。

地元の年配の方々は、「昔はここでお祈りをしていた」「島の魂が宿っている場所」って語るそうです。儀式を行う場所としても使われていたそうで、島の人々にとっては、心の拠り所のような存在だったんですね。

私がシンビジを訪れた時、その静けさと神秘的な雰囲気に、「ああ、ここが特別な場所だって、昔の人も感じていたんだろうな」って思いました。科学的に説明できないけど、なんとなく「ここは普通の場所じゃない」って感じる。そういう感覚って、大事にしたいですよね。

地元の人々の思い

最近は、SNSなどで少しずつシンビジのことが知られるようになってきました。観光客も増えています。それは嬉しいことですけど、同時に、地元の人々にとっては複雑な思いもあるんじゃないかなって思います。

大切にしてきた場所が、観光地化されていく。ゴミが増えたり、マナーの悪い観光客が来たり。そういうリスクもあります。

だからこそ、私たち観光客は、シンビジを訪れる時、敬意を持って接するべきだと思うんです。ゴミは持ち帰る、大声で騒がない、自然を傷つけない。基本的なことですけど、大事なことです。

シンビジが、これからもずっと美しい場所であり続けるために。そして、地元の人々にとって大切な場所であり続けるために。訪れる私たちにできることは、そんなに難しいことじゃありません。ただ、敬意を持って、静かに、美しさを楽しむこと。それだけです。

シンビジのベストシーズン

シンビジは、一年中訪れることができますけど、おすすめの時期を紹介します。

春(3月~5月)

春は、気温が上がってきて過ごしやすい時期です。海もだんだん温かくなってきて、泳ぐのにもちょうどいい。観光客もそれほど多くないので、シンビジをゆっくり楽しめます。

私が行ったのは4月で、天気も良くて、気温も快適でした。日差しは強いですけど、風が心地良くて、長時間いても苦にならなかったです。桜が咲く頃の本土とは違って、沖縄の春はもう夏みたいに暖かい。でも、本格的な夏のジリジリとした暑さはまだないので、一番過ごしやすい時期かもしれません。

春のシンビジは、海の色がまた格別です。冬の暗い海色から、だんだん明るいコバルトブルーに変わっていく時期。この移り変わりを見るのも、楽しいですよ。

夏(6月~8月)

夏は、海が一番美しい時期です。透明度も高くて、コバルトブルーの色が鮮やか。太陽の光が海に反射して、キラキラと輝く様子は、本当に息を呑む美しさです。

ただ、日差しがめちゃくちゃ強いので、日焼け対策は必須です。私の友達は、夏にシンビジに行って、日焼け止めを塗り忘れた部分がヤケドみたいになっちゃったって言ってました。帽子、サングラス、日焼け止め、ラッシュガード。全部準備していきましょう。

観光客が増える時期でもありますけど、シンビジは穴場スポットなので、そこまで混雑はしないと思います。それでも、駐車場が4台分しかないので、早めの時間に行った方が安心ですね。午前中、できれば9時とか10時に到着するのがおすすめです。

夏のシンビジは、海に入るのにも最適です。水温が高くて、長時間海に浸かっていても寒くない。ただ、岩場なので、マリンシューズは絶対に必要ですよ。

秋(9月~11月)

秋は、夏ほど暑くなくて、過ごしやすい時期です。台風のリスクは少し残りますけど、10月以降は比較的安定します。9月はまだ台風シーズンなので、天気予報をしっかりチェックして、台風が来ない時期を狙いましょう。

夕日が美しい時期でもあるので、夕方にシンビジを訪れるのもおすすめです。オレンジ色に染まる海と白い階段、想像しただけで美しいですよね。秋は空気が澄んでいるので、夕日の色がより鮮やかに見えるそうです。

私はまだ秋のシンビジに行ったことがないんですけど、次は絶対に秋の夕方に行きたいって思ってます。夕日の時間に合わせて到着して、オレンジ色に染まる海を見ながら、階段に座って。そんな過ごし方、最高じゃないですか。

冬(12月~2月)

冬は、観光客が少なくて、シンビジを独り占めできる可能性が高いです。ただ、気温が下がるので、海に入るのは寒いかもしれません。それでも、景色を楽しむだけなら十分です。

冬の澄んだ空気の中で見る海は、また違った美しさがあります。夏のギラギラした感じとは違って、静かで落ち着いた雰囲気。冬の海って、どこか寂しげで、でもそれが逆に美しいんですよね。

防寒対策をしっかりして、訪れてみてください。薄手のダウンジャケットとか、ウインドブレーカーがあると安心です。沖縄の冬って、本土ほど寒くないですけど、海風が冷たいので、風対策が重要なんです。

冬のシンビジは、人がほとんどいないので、本当に静かです。波の音だけが聞こえる空間で、ゆっくりと自分と向き合える。そういう時間を過ごしたいなら、冬がおすすめです。

シンビジを訪れた人々の声

SNSやブログで、シンビジを訪れた人々の感想を見ていると、みんな口を揃えて「美しい」「静か」「また行きたい」って言ってます。

「まるでCGのような空と海の色に感動した」「観光客がいない時間帯の静けさと、夕焼けに染まる砂浜が大好き。ここは心がリセットされる場所」「設備がないので覚悟は必要。でもその分、本当に"何もない"贅沢が味わえる場所」「Googleマップで偶然見つけたが、来てよかった。何時間でも眺めていられる」

こういう声を見ていると、シンビジって、本当に特別な場所なんだなって改めて思います。観光地として派手に宣伝されているわけじゃないけど、訪れた人の心に深く刻まれる場所。そういう場所って、なかなかないですよね。

よくある質問(FAQ)

シンビジについて、よくある質問に答えます。

Q1: シンビジの入場料はかかりますか?

いいえ、入場料は無料です。駐車場も無料です。お金は一切かかりません。

Q2: トイレはありますか?

ありません。一番近いトイレは、おそらくファミリーマート宮古伊良部店か、周辺のカフェです。事前に済ませておくことをおすすめします。

Q3: シャワーはありますか?

ありません。海に入った後、シャワーを浴びたいなら、渡口の浜とか、設備のあるビーチに移動する必要があります。

Q4: 一人で行っても大丈夫ですか?

おすすめしません。シンビジは人通りが少ない場所なので、もし何かあった時、助けを呼ぶのが難しいです。必ず2人以上で行きましょう。

Q5: 子供連れでも行けますか?

行けますけど、注意が必要です。草むらを歩くので、小さい子供は抱っこする必要があるかもしれません。それに、階段に手すりがないので、子供が転ばないように気をつけてください。

Q6: 雨の日でも行けますか?

雨の日は、おすすめしません。草むらが滑りやすくなりますし、階段も危険です。それに、雨の日は海の景色もイマイチなので、晴れた日に行った方がいいです。

Q7: 泳げますか?

泳げますけど、岩がゴツゴツしているので、マリンシューズは必須です。それに、魚はそれほど多くないので、シュノーケリングスポットとしては他の場所の方がいいかもしれません。

Q8: 夕日は見られますか?

見られます。西向きの海なので、夕日が海に沈む瞬間を見られるそうです。ただ、暗くなる前に駐車場まで戻れるように、時間に余裕を持って計画してください。

Q9: 所要時間はどのくらいですか?

駐車場から海までの往復が徒歩6分くらい。現地で30分~1時間くらい過ごすとして、合計1時間~1時間半くらいです。

Q10: 車以外でアクセスできますか?

難しいです。シンビジは、公共交通機関ではアクセスできない場所にあります。レンタカーを借りるか、タクシーをチャーターするか、どちらかが必要です。

シンビジは「何もない」贅沢を味わえる場所

シンビジには、トイレもシャワーもカフェもありません。看板も派手な案内もないし、駐車場も4台分しかない。本当に、「何もない」場所です。

でも、だからこそ、特別なんです。

観光地って、どうしても「見るべきもの」「やるべきこと」「撮るべき写真」があるじゃないですか。それはそれで楽しいんですけど、たまには、そういうのから解放されたくなりますよね。

シンビジは、そういう場所です。「何もしない」ことが、最高の過ごし方。階段に座って、海を眺めて、波の音を聞いて、風を感じて。それだけで、心が満たされる。

初めてシンビジに行った時、私は「こんなに美しい場所が、こんなにひっそりと存在しているんだ」って驚きました。そして、「美しい場所って、派手じゃなくていいんだ」って思いました。

白い階段と、コバルトブルーの海と、静けさ。それだけで、十分すぎるくらい美しい。

コバルトブルーの海

もしあなたが伊良部島を訪れる予定があるなら、ぜひシンビジにも行ってみてください。行くまでの道のりは少し大変ですけど、その先に待っている景色は、間違いなくあなたの心に残ります。

そして、階段に座って海を眺めながら、「何もしない贅沢」を味わってみてください。普段の忙しい生活では、なかなか取れない時間です。でも、そういう時間こそが、本当に大切な時間なんじゃないかって、シンビジに行って、私は思いました。

シンビジは、「天国へ続く階段」って呼ばれることもあります。確かに、あの白い階段を見ていると、本当に天国へ続いているような気がします。でも、私にとってシンビジは、「心をリセットする場所」です。

日頃のストレスとか、モヤモヤした気持ちとか、そういうのを全部リセットして、また明日から頑張ろうって思える場所。それが、シンビジです。

あなたも、伊良部島の青い海と、シンビジの白い階段に、心を奪われてみてください。きっと、忘れられない体験になるはずです。