膝の深さで竜宮城だった
海に入って3メートル。
いきなり、魚の群れ。
「え、もう?早くない?」
中の島ビーチ。地元では「カヤッファ」って呼ばれてる。下地島にある、シュノーケルスポット。
天然の水族館。って言われてて、魚がめちゃくちゃ多い。
膝ぐらいの深さでも、もう魚がいる。色とりどりの魚が、サンゴの周りを泳いでる。
「これ、本当にビーチエントリー?ボート乗ってないよね?」
って確認したくなるレベル。
クマノミ(ニモ)も普通にいる。サンゴ礁も生きてる。透明度も高い。
「こんな場所、あるんだ」って感動した。

でも同時に、ちょっと困ったことも起きた。
岩場で足を切りそうになった。ビーサンで行ったのが失敗。マリンシューズがないと、マジで危険。
トイレもない。シャワーもない。更衣室もない。
「これ、サバイバルじゃん」って思った。
今回は、そんな中の島ビーチの魅力と、実際に行ってわかった注意点を全部書いていく。渡口の浜が「景観向き」なら、中の島ビーチは「シュノーケル向き」。行かないと損するレベル。
中の島ビーチとは?天然の水族館
中の島ビーチは、下地島の西側にあるビーチ。
「シュノーケルと言えばここ」って言われるぐらい、有名。宮古エリアで、最高クラスのシュノーケルスポット。
基本情報
- 場所:下地島西側、下地島空港近く
- アクセス:宮古島市街から車で約30分(伊良部大橋経由)
- 地元名:カヤッファ(屋根を葺く芽の意味)
- 特徴:岩場、サンゴ礁が波打ち際まで
- 深さ:内海2~4メートル、沖10メートル程度
- 設備:なし(トイレ、シャワー、更衣室、売店すべてなし)
「カヤッファ」の意味
地元では、「カヤッファ」って呼ばれてる。
「カヤ」が屋根を葺く芽、「ッファ」が場所。昔、ここで屋根の材料を取ってたらしい。
地元の人に「中の島ビーチ」って言っても、「?」って顔される。「カヤッファ」って言った方が通じる。
天然の水族館
「天然の水族館」って呼ばれてる理由。
それは、魚の量。サンゴの量。透明度。
ビーチエントリー(岸から入るだけ)で、驚くほどの魚が見られる。ボートに乗らなくても、水族館みたいな世界が広がってる。
これが、中の島ビーチの最大の魅力。
魚の量がレベチ|3メートルで竜宮城
中の島ビーチで一番驚いたのは、魚の量。
レベルが違う。レベチ。
膝の深さでもう魚がいる
海に入った。
膝ぐらいの深さ。まだ浅い。
でも、もう魚がいる。
小さい魚が、サンゴの周りを泳いでる。黄色い魚、青い魚、縞模様の魚。
「え、もうここから魚いるの?」って驚いた。
普通、もうちょっと沖に行かないと魚はいない。でも、中の島ビーチは違う。入った瞬間から、魚だらけ。
3メートル進んだら竜宮城
さらに進んだ。
3メートルぐらい。
そこはもう、竜宮城だった。
魚の群れ。色とりどりの魚が、一気に増えた。サンゴ礁が広がってて、その周りに魚がいっぱい。
「ここ、本当にビーチエントリー?」って思った。
ボートで沖まで行ったみたいな景色。でも、岸から3メートル。
こんなの、初めて。

クマノミ(ニモ)が普通にいる
クマノミも見つけた。
オレンジと白の縞模様。あの「ニモ」。
イソギンチャクの中に隠れてる。かわいい。
「ニモだ!」って思わず叫んだ。
日本には6種類のクマノミがいるらしい。中の島ビーチでは、そのうち4種類が見られる。カクレクマノミ、セジロクマノミ、ハマクマノミ、クマノミ。
クマノミ好きには、天国みたいな場所。
サンゴ礁が生きてる
サンゴ礁も、生きてる。
色がある。白化してない。ちゃんと生きてる。
ブルーとか、ピンクとか、黄色とか。カラフル。
サンゴの周りに、魚が集まる。サンゴ礁があるから、魚が多い。
「これが生きたサンゴか」って感動した。
足元注意問題|マリンシューズは絶対必須
中の島ビーチで一番の注意点。
それは、足元。

岩場とサンゴの欠片
中の島ビーチは、砂浜じゃない。
岩場。ゴロゴロした岩と、サンゴの欠片が敷き詰められてる。
渡口の浜みたいな、真っ白な砂浜を想像してたら、違う。
岩が転がってる。サンゴの欠片が散らばってる。
裸足で歩いたら、痛い。
ビーサンで足を切りそうになった
私は、ビーサンで行った。
これが、大失敗。
岩場を歩いてたら、足の裏が痛い。サンゴの欠片が刺さりそう。滑りそう。
海に入る時も、岩でバランスを崩した。
「これ、切れるやつだ」って思った。
実際、足を切ってる人を見た。血が出てた。
「マリンシューズ、持ってくればよかった」って、めちゃくちゃ後悔した。

マリンシューズは絶対必須
中の島ビーチに行くなら、マリンシューズは絶対必須。
ビーサンは、自殺行為。
岩場が滑りやすいし、サンゴの欠片が刺さる。海に入るまでが、一番の難関。
マリンシューズがなかったら、厚手の靴下でもいい。とにかく、足を守るものが必要。
「ここは、裸足では無理」って断言できる。
設備がない問題|トイレとシャワーがない
中の島ビーチは、公的な海水浴場じゃない。
だから、設備がない。
トイレがない
一番困ったのが、トイレ。
ない。まったくない。
「トイレは?」って探したけど、ない。
一番近いトイレは、通り池(車で約3分)か、下地島空港(車で約5分)。
海に入る前に、絶対にトイレを済ませておく必要がある。
「トイレ、我慢できない」って思ったら、車で移動するしかない。
これは、マジで注意した方がいい。
シャワーもない
シャワーもない。
海から上がって、塩水を洗い流したい。でも、シャワーがない。
夏場は、レンタル業者のワゴン車が来てることがある。そこで、有料で水シャワーを借りれる。でも、確実じゃない。
基本的には、「シャワーはない」って思った方がいい。
私は、ペットボトルに水を入れて持っていった。それで、体を洗った。
サバイバル。
更衣室もない
更衣室もない。
着替える場所がない。
車の中で着替えるか、ポンチョ型の着替えアイテムを使うか。
「これ、どこで着替えればいいの?」って困った。
車の中で着替えたけど、窓に目隠しをしないと丸見え。
中の島ビーチは、「設備ゼロ」のビーチ。それを覚悟して行く必要がある。
ドロップオフの恐怖と感動|急に深くなる
中の島ビーチの海は、急に深くなる場所がある。
ドロップオフ。
浅瀬を抜けると深くなる
浅瀬を泳いでた。
膝から腰ぐらいの深さ。安全。
でも、少し進んだら、いきなり深くなった。
足が届かない。一気に深い。
「え、ここから?」って驚いた。
これが、ドロップオフ。急に深くなる場所。
足がつかないと怖い
足がつかないと、怖い。
泳ぎに自信があっても、ちょっと不安になる。
「大丈夫かな」って思った。
ライフジャケットを着けてる人もいた。それがあると、安心。
泳ぎに自信がない人は、ライフジャケットがないと無理だと思う。
浅瀬だけで十分楽しめる
でも、別に沖まで行かなくても大丈夫。
浅瀬だけで、十分楽しめる。
膝から腰ぐらいの深さでも、魚はいっぱいいる。サンゴもある。
「無理に沖まで行かなくてもいいや」って思った。
自分のペースで楽しめばいい。
看板が小さい問題|見つけにくい
中の島ビーチは、場所がわかりにくい。
看板が小さい
道路沿いに、小さい看板がある。
「中の島海岸」って書いてある。
でも、小さい。見逃しやすい。
私も、一回通り過ぎた。
「え、どこ?」って思って、Uターンした。
路上駐車が目印
看板より、路上駐車が目印。
車がいっぱい停まってる場所がある。そこが、中の島ビーチ。
「あ、ここだ」って、車の台数でわかった。
夏場は、特に混む。車が5~6台停まってたら、そこ。
断崖絶壁に囲まれてる
ガードレールの下に、ビーチがある。
断崖絶壁に囲まれた、隠れ家的なロケーション。
車道から坂道を降りる。ちょっとした探検気分。
「秘密基地みたい」って思った。
中の島ビーチを最高に楽しむ7つのコツ
実際に行ってわかった、中の島ビーチを楽しむコツをまとめておく。
① マリンシューズは絶対持っていく
これは、絶対。
ビーサンは、ダメ。岩場で足を切る。
マリンシューズがないなら、厚手の靴下。とにかく、足を守るものが必要。
「マリンシューズ、持ってきてよかった」って思える瞬間が、絶対にある。
② トイレは事前に済ませる
トイレがないから、事前に済ませておく。
通り池か、下地島空港で。
海に入る前に、絶対にトイレに行っておく。
これ、忘れると本当に困る。
③ 水はペットボトルで持っていく
シャワーがないから、水を持っていく。
ペットボトルに水を入れる。2リットルぐらい。
海から上がったら、それで体を洗う。
「シャワーがなくても、なんとかなる」って思えるぐらい、水は必須。
④ ライフジャケットがあると安心
泳ぎに自信がないなら、ライフジャケット。
ドロップオフで深くなる。足がつかない。
ライフジャケットがあると、安心して泳げる。
レンタルできる露店が出てることもあるけど、確実じゃない。持参した方が安全。
⑤ 浅瀬だけでも十分楽しめる
無理に沖まで行かなくていい。
浅瀬だけで、魚もサンゴもいっぱい。
自分のペースで楽しめばいい。
「沖まで行かないと魚いない」って思わなくて大丈夫。
⑥ 早朝か午前中に行く
中の島ビーチは、人気スポット。
昼過ぎ(12時~15時)は、混む。駐車場も満車。
早朝(8時~9時)か、午前中(9時~11時)に行くと、人が少ない。
静かに楽しみたいなら、早めの時間がおすすめ。
⑦ 着替えはポンチョ型が便利
更衣室がないから、着替えが大変。
ポンチョ型の着替えアイテムがあると、便利。
車の中で着替えるなら、窓に目隠しを。
「着替える場所がない」って困らないように、準備しておく。
よくある質問(FAQ)
駐車場はありますか?
ない。
路肩に停めるスペースが、5~6台分ある。
でも、夏場は満車になることが多い。早めに行った方がいい。
トイレ・シャワーはありますか?
ない。どっちもない。
トイレは、通り池(車で約3分)か、下地島空港(車で約5分)まで行く必要がある。
シャワーは、夏場にレンタル業者のワゴン車が来てることもあるけど、確実じゃない。
レンタルできますか?
夏場(7月~9月)は、レンタル業者が来てることがある。
シュノーケルセット、ライフジャケット、マリンシューズなど。
でも、確実じゃない。持参した方が安全。
監視員はいますか?
いない。
すべて自己責任。
無理はしないこと。ライフジャケットを着用すること。
子供連れでも大丈夫ですか?
浅瀬なら大丈夫。
でも、監視員がいないから、目を離さないように。
ライフジャケットは必須。
岩場が滑りやすいから、マリンシューズも必須。
渡口の浜との違いは?
渡口の浜は、「海水浴・景観向き」。砂浜が綺麗。でも、魚はいない。
中の島ビーチは、「シュノーケル向き」。魚がいっぱい。でも、砂浜じゃなくて岩場。
目的によって、使い分ける。
ベストシーズンはいつ?
4月~10月。
シュノーケルを楽しむなら、夏(7月~9月)。でも、混む。
個人的には、5月~6月か、9月~10月がおすすめ。暑すぎず、人も少なめ。

中の島ビーチは、天然の水族館
中の島ビーチは、宮古エリア最高のシュノーケルスポット。
天然の水族館。魚の量がレベチ。膝の深さでもう魚がいる。3メートル進んだら、竜宮城。
クマノミ(ニモ)も普通にいる。サンゴ礁も生きてる。透明度も高い。
でも、注意点も多い。
岩場だから、マリンシューズは絶対必須。ビーサンで行ったら、足を切る。

トイレもない。シャワーもない。更衣室もない。設備ゼロ。サバイバル。
ドロップオフで急に深くなる。ライフジャケットがあると安心。
でも、それを全部理解した上で行けば、最高の体験ができる。
渡口の浜が「景観向き」なら、中の島ビーチは「シュノーケル向き」。
マリンシューズ・水・ライフジャケットを持って、中の島ビーチに行ってきてほしい。
「こんな場所、あるんだ」って感動できる。

