宮古島旅行の帰り、フライトまで2時間以上余ってしまったことがある。宮古空港まで戻るには時間があるし、かといって観光に出るほどでもない、なんとも微妙な間。そんなとき、みやこ下地島空港の中をぶらぶら歩いていたら、気づけばあっという間に時間が過ぎていた。
この空港、ほんとうに「空港らしくない」。カフェがあってショップがあって、フォトスポットまで用意されている。さらに車で10~15分の範囲に17ENDや通り池といった絶景スポットも揃っている。
みやこ下地島空港での時間つぶしに困っている方向けに、空港内施設から周辺観光まで、足を運んだ経験をもとにまとめた。
みやこ下地島空港はそれ自体が「見どころ」
2019年に開業したみやこ下地島空港ターミナルは、地方の離島空港とは思えない完成度で話題になった。沖縄産の高級木材「テリハボク」を内装に使い、広い吹き抜けから青空が差し込む開放的な空間。初めて来たとき、「空港に来たのか、リゾートホテルに来たのか」と少し混乱した。
ここは飛行機に乗る人だけでなく、観光目的で入れるエリアも広い。「日本一おしゃれな空港」という評判が本当だと実際に来てみて分かる。
保安検査前にできる時間つぶし
チェックインを済ませてから搭乗まで時間があるとき、保安検査を通る前でも楽しめる場所は複数ある。
空港内カフェ「coral port Grab&Go」
チェックイン棟の中にあるカフェで、フライトを利用しない人でも入れる。島の食材を使ったサンドイッチ、有名バリスタ監修のオリジナルコーヒー、季節のフルーツスムージーなどが揃っている。
営業時間は8:00~18:00(木・日曜は18:30まで)。朝便の前でも開いているのがありがたい。
ここのバスクチーズケーキが個人的に好きで、帰り便のたびに買うようになってしまった。宮古島の素材を使った限定メニューは毎回少しずつ変わっているので飽きない。

お土産ショップ「coral port the Shop」
カフェの隣にあるショップで、宮古島のいいものが約300点並ぶ。ここだけの限定商品やコラボ商品が約100種あり、定番のちんすこうや紅芋系だけでなく、地元のはちみつ「島のみつ」や雑貨、コスメまで幅広い。
宮古空港のお土産売り場より落ち着いて選べる雰囲気なので、搭乗ぎりぎりにバタバタ買うより、ここで先に選んでおくのが賢い。

空港内のフォトスポット3か所
駐車場からチェックイン棟に向かう通路に、撮影スポットが2か所ある。
ひとつは「さしばのフォトスポット」。宮古島に毎秋やってくる渡り鳥「さしば」をモチーフにした壁画で、地元の小学生と一緒に制作されたもの。旅の始まりや終わりに記念写真を撮る観光客が多い温かみのある場所だ。
もうひとつは「POKEGENIC(ポケジェニック)」。沖縄応援ポケモンのガーディをモチーフにしたカラフルなスポットで、子ども連れには特に喜ばれる。
チェックイン棟の正面玄関横には石造りの「館銘板」もある。空港名と青空を背景に写真が撮れる、シンプルだけど絵になる場所だ。
保安検査を通ったあとの過ごし方
保安検査後のラウンジエリアは、広い窓越しに滑走路が見える。飛行機が離着陸する様子を眺めながら食事や飲み物を楽しめる。ここが個人的に一番のんびりできる。
レストラン「coral port LOUNGE the Kitchen」
宮古そばや沖縄アレンジの担々麺、県産和牛を使ったプレートメニューなど、空港内とは思えない本格的なラインナップ。「ホテルクオリティ」と評されることも多い。沖縄最後のごはんをここで食べるというルーティンにしている人も多く、繁忙期は早めに入ったほうがいい。
バー「coral port LOUNGE Cafe&Bar」
オリオンビールや泡盛カクテル、クラフトビールなどアルコールが充実。コーヒーやソフトドリンクも豊富なので、飲めない人でも使いやすい。沖縄の高級木材を使った内装が落ち着いた雰囲気で、1~2時間は余裕で滞在できる。
どちらもフライトの運航時間に合わせた営業のため、搭乗の1~2時間前には余裕をもって入るのが無難だ。

時間があれば、空港周辺の絶景スポットへ
フライトまで2時間以上余るなら、空港周辺の観光スポットへ出るのが一番の正解だと思う。下地島は小さな島だが、車で動けば30分以内に複数のスポットを回れる。
17END(空港から車で約10分)
みやこ下地島空港の滑走路北端に位置するビーチ。干潮時にはコバルトブルーの浅瀬が広がり、海に突き出た進入灯の橋と組み合わせた写真が撮れる。宮古島で最も写真映えするスポットの一つで、タイミングが合えば着陸機が真上を通過する瞬間も見られる。
駐車スペースから徒歩5~10分。干潮時刻は気象庁のサイトで確認しておくといい。
35エンドと中の島ビーチ(空港から車で約10~15分)
17ENDと反対、滑走路南端にあるのが35エンド。ここは17ENDよりも来る人が少なく、静かに海を眺められる穴場だ。隣の中の島ビーチはシュノーケリングのスポットとして知られており、透明度が高く魚影も濃い。マリンシューズがあればすぐに入れる。
通り池(空港から車で約15~20分)
下地島の西側にある、一度は見ておく価値のあるスポット。2つの池が地下でつながっており、その先は海に通じているという不思議な地形で、人魚伝説も残る。池の周囲を歩いて一周10~15分で回れるため、時間がなくても立ち寄りやすい。
宮古島の観光情報全般は宮古島市観光協会(miyako-guide.net)でも確認できる。
みやこ下地島空港のアクセス情報
宮古島の平良市街や宮古空港からみやこ下地島空港へは、伊良部大橋を渡って約15~20分。橋の通行料は無料。
駐車場は約100台分で、こちらも無料。日をまたいで複数日止めても料金はかからない。離島の空港でこの設備はかなり恵まれていると思う。
観光案内所ではレンタサイクルの貸し出し(2時間1,500円~)もあり、レンタカーなしでも近場を回れる。公共交通はリムジンバスがあるが本数が少ないため、時間に余裕を持って行動するのがおすすめだ。
FAQセクション(記事末尾)
Q: みやこ下地島空港のカフェやレストランは、飛行機に乗らない人でも使えますか?
A: チェックイン棟内の「coral port Grab&Go」とショップは搭乗客以外でも利用できます。保安検査後のレストラン・バーは搭乗者専用です。
Q: 17ENDへはどのくらい時間を見ておけばいいですか?
A: 空港から車で約10分、駐車スペースから徒歩5~10分です。見学時間込みで往復1時間あれば余裕をもって回れます。干潮時刻に合わせるとより絶景が広がります。
Q: みやこ下地島空港でレンタカーは借りられますか?
A: 空港ターミナルにレンタカーカウンターがあります。オリックスレンタカーなど大手各社が出店しており、到着後すぐに利用できます。周辺スポットへはレンタカーが一番動きやすいです。
まとめ
みやこ下地島空港は「空港で時間をつぶす」場所ではなく、リゾート施設に近い。カフェとショップを楽しむだけで1~2時間が過ぎ、車があれば17ENDや通り池まで足を延ばせる。宮古島旅行の最後にぜひ立ち寄ってほしい。





